「株でメンタルやられて立ち直れないわ」
「失敗した原因を理解したいな」
「立ち直る方法や今後の対策が知りたいな」
今この記事を読んでいるあなたは、株の損失でメンタルがやられてしまい、現状や今後の対策を理解しようと必死になっているかと思います。
過去に私も暴落や予想外の下落からメンタルをやられ、何度も辛い思いをした人間の一人です。
この記事では株の失敗や損失で悩んでいる人に向けて、原因や今後の予防策など徹底解説しています。

まずはあなたが失敗した理由や現状をしっかりと理解しましょうね!
この記事を読めばあなたの現状を冷静に観れるようになり、今後の対処法や注意点がわかるので、今の失敗を経験として活かせるようになります。
本文の内容をしっかりと理解して、次こそは資産増加につながる投資ができるようスキルアップしましょう!
筆者について



当サイト製作者のよあちまです。
私の株による失敗経験をこの記事に詰め込みました。
私の失敗談が、少しでもあなたの投資の役に立てば幸いです。






この記事をサクッとまとめた動画はこちらです。↓
株でメンタルがやられた原因


まずはあなたがなぜ株でメンタルをやられてしまったのか。
その原因を究明していきましょう。



あなたに当てはまるものがあれば、後述の対策にも目を通してみましょう!
急な相場変動


急な相場変動で株価が大きく下落すると、冷静さを失いメンタルに大きなダメージを負ってしまいます。
相場変動によりダメージを受ける理由には以下のようなものがあります。
- 投資経験が浅いため、初めて急落を経験してショックだった
- 急落した理由が全く予想していない出来事だった
- 株価の下落幅が予想外に大きかった
- 急落した後の対処法がわからない
最近の例ではコロナショック時の予想外の急落により、多くの人がメンタルにダメージを負い、金融資産の割合を減らしたり、焦って売ったりしました。
このように急な相場変動による下落はメンタルに悪く、大きなダメージを受けます。



急な相場変動に遭った時は「投資の基礎知識を身につける」「下落理由を深掘りする」などの方法が有効ですよ。
株価に一喜一憂し過ぎた


株価の上下に一喜一憂した結果、精神的に疲れてメンタルがやられてしまう人もいます。
一喜一憂してメンタルがやられる原因は、株価の値動きを毎日何度もチェックしてしまい、その度に感情が揺さぶられるからです。



特に初心者ほど小さな値動きにも過敏になりがちだから気をつけましょうね。
例えば朝から晩まで株価チャートに張り付き、「上がれば安心・下がれば絶望」のような一喜一憂を続けると、寝ても覚めても相場が頭から離れず精神的に追い詰められてしまうでしょう。
このように株価の変動に一喜一憂する習慣はメンタルの消耗を招いて疲れてしまいます。



株価に一喜一憂してしまう人への対処法として「余裕資金で投資する」「株価を毎日チェックしない」が有効です。
ハイリスクな投資をした


リスクを取りすぎて無理な投資をすると、損失が膨らんだときにメンタルが耐えられなくなります。
ハイリスクな投資の例として以下のようなものがあります。
- リターンが大きい銘柄を購入する
- 自分の余裕資金を超えたお金で投資する
- 短時間での値動きが激しい銘柄を購入する
ハイリスクな投資による損失は、普通の取引よりも強く損失を意識してしまい、メンタルに傷を負いやすいものです。
例えば高額でリターンの大きいリスク銘柄を購入すると、自分の期待度が大きくなるため、下落すると精神的に不安定になりやすく、メンタルに悪影響が出るでしょう。
このようにハイリスクな投資をすると、損失が出た時にメンタルが耐えられなくなります。



ハイリスクな銘柄ばかり買ってしまう人への対処法として「余裕資金で投資する」「購入理由を明確にする」があります。
予想外の損失を抱えた


予想外の大きな損失を抱えてしまうと、ショックで冷静さを失いがちです。
この理由の根拠は心理学の理論でも証明されており、同じ額なら利益の喜びより損失の悲しみの方が約2倍大きく感じられるそうです。



プロスペクト理論って言うんだって!
つまり損が出ると人間は理性より感情が先立ち、正常な判断が難しくなるそうですね。
実際に多くの専門家も「予想以上の損失を抱えると人間は冷静さを欠いてしまうもの」と指摘しています。
このように予想外の損失はそのショックから、理性による行動ができなくなるので注意しましょう。



予想外の損失を抱えた人は「長期投資を基本として短期売買しない」「下落時はチャンスと見る」を意識しましょう。
感情的な売買をした


感情的な売買をした結果、メンタルがやられてしまうことはよくあります。
なぜなら感情的な売買は、購入する理由や根拠がない売買になりがちで多くの損失を出しやすいからです。
例えばあなたが大きく損失を出して負けた直後に、「次は損失を取り戻せるような銘柄を買おう」などと感情的な気持ちに任せた売買をして、さらに損失を増やしてしまうことはありませんか?
このように感情的な売買は更なる損失を生みやすく、メンタルがやられる原因になります。



「株はメンタルトレーニング」と言われるように、感情的にならず理性で行動できるようになれば収益も上がるわよ!
よくある株の失敗例


株でメンタルをやられる原因を理解できましたか?
今度はメンタルをやられた時の心理や株で失敗する原因について見ていきましょう。
以下の失敗は多くの投資家が経験するもので、今後あなたにも起こる可能性は十分あるので、しっかりと理解しましょう。



以下の内容に注意すれば、今後の投資で資産が減るリスクがグッと減りますよ。
理性より感情で動く
人間は理性より感情が先に動く生き物であり、株の世界では失敗する原因にもなります。



感情ヒューリスティックと言います。
感情的な考えは原始的な感情であり、人間が生きるために必要なためどうしても先に動いてしまうものです。
ところが株の世界では感情が先に動くと「これ以上損したくない」「今よりもっと儲けたい」といった心理が優先されてしまい、理性的な行動が取れなくなります



もう損したくないからって売るタイミングを間違えて、後から「なんであんなことしたのか」って後悔することあるよね。
このように理性より感情が先に動く人間の心理は、株式投資においては失敗しやすくなります。



次はよくある感情的な売買の例を見ていきましょうね。
リベンジ投資・ナンピン買い・狼狽売り


リベンジ投資・ナンピン買い・狼狽売りは感情に任せた売買の例で、このような取引を行えば失敗しやすくなります。
なぜならこれらの売買は、結果的に損失を拡大させる可能性が高いからです。
リベンジ投資・ナンピン買い・狼狽売りの特徴を以下のようにまとめました。
行動名 | 説明 | 理由・心理的背景 | 具体例 | 注意点・教訓 |
---|---|---|---|---|
リベンジ投資 | 一度出した損を取り返そうと、焦って無計画に資金投入すること | 損失直後の怒りや焦りが冷静な判断を失わせ、無謀な取引を繰り返す | 100万円の損失直後に別銘柄に全力投資し、再び損を出してしまう | 損を出した直後ほど冷静さが必要。焦らずルールを守るべき |
ナンピン買い | 株価下落時に同じ銘柄を買い増しすること | 損失を確定したくない心理から、下げ続ける株に資金を投じてしまう | 20%下落時に追加購入し、その後さらに半値になり損失が倍増 | 損切りルールを無視してしまうと損もメンタルダメージも拡大する |
狼狽売り | 暴落時にパニックで、保有株を慌てて売却してしまう行動 | 急落により「逃げたい」という本能が働き、冷静な判断ができなくなる | コロナショックで底値付近で成行売りし、その後の反発を逃す | 暴落時こそ感情を抑え、相場全体の状況を客観視することが大切 |
このようにリベンジ投資・ナンピン買い・狼狽売りのような感情に任せた売買は、更なる損失を生んで失敗しやすくなります。
損失回避できない(ディスポジション効果)


人は損失の確定を嫌うため、含み損を抱えた株をなかなか手放せない傾向があります。



ディスポジション効果って言うんだって。
このようにいつまでも損失回避できないと、結果的に損失をさらに広げてしまうんですよ。
例えば購入後に株価が下落し10万円の含み損になったとします。
本来なら早めに損切りすれば被害は小さく済むのに、「今売ったらただ損して終わるだけだ」などと考えて塩漬けしてしまい、その後さらに下がり続けたなんてことはよくあります。



こうなると損失がもっと大きくなって、余計に損切りしづらくなるのよね。
このようにディスポジション効果による損失の放置は、株で失敗する典型的な心理です。



損切りの不快感を恐れて先延ばしせず、小さな痛みで済ませる勇気が大切です。
短期売買を繰り返す


短期売買を繰り返すと結果的に資産が減少しやすくなります。
なぜなら頻繁に売買することで売買手数料や判断ミスが増え、感情的な取引に陥りやすいからです。
例えばデイトレードにのめり込んで一日に何度も売買を繰り返したとしましょう。
その裏では手数料が嵩んでいることに気づかなかったり、短期売買による疲弊で集中力が切れ、大きな損失を出す可能性が増えてしまいます。
よって短期売買の繰り返しはコスト増と判断力低下を招き、資産形成の妨げになります。



株取引の基本はあくまで長期投資であることを忘れないようにしましょう。
許容額を超えた投資をする


あなたの資産総額が予定よりも大きい額、つまり大きすぎるポジションを持つと、メンタル崩壊につながります。
なぜなら許容額を超えた投資をすると、一度の失敗により深刻なダメージを負いやすいからです。
例えば貯蓄していた老後資金に手を出して、一つの個別銘柄に全て投資したとします。
大きなポジションを取りすぎただけでも安心できないのに、銘柄が少しでも値下がると精神的にも安心できず、将来まで不安に感じたりもするでしょう。
このようにあなたの許容額を超えた投資は「背伸びしすぎた投資」と言え、失敗時の反動が大き過ぎてメンタル崩壊につながります。



自分の経済状況に見合った額で投資をしましょう!
分散投資ができていない


分散投資ができていないと投資で失敗しやすくなります。
なぜなら分散投資はリスク管理の基本であり、集中投資して分散を怠ると大きな損失を生んでしまうからです。
以下に具体的な分散方法の例をまとめました。
分散の方法 | 内容説明 | 具体例 |
---|---|---|
資産種別の分散 | 株式以外に債券、不動産、コモディティなど異なる資産に分散 | 株式70%、債券20%、ゴールド10%など |
地理的な分散 | 国内に偏らず、米国や新興国など複数地域に投資 | 日本株以外に米国株も購入する |
時間分散 | 一度に大量購入せず、時間を分けて 投資 | 毎月の積立て投資など、ドルコスト平均法を意識した投資 |
スタイル・ファクター分散 | 投資スタイルや因子に分散 | バリュー株やグロース株、小型株など複数を組み合わせる |
戦略の多様化 | 異なる投資戦略を組み合わせる | 高配当株+テーマ型ETF(AI、ESGなど)を組み合わせる |
各要素に応じて分散投資ができていないと、暴落時などに大きな損失を生んでしまいます。
損失を早く取り戻そうとする


損失を出した焦りから感情的になり、早く取り戻そうとすると株式投資では大きく失敗します。
なぜなら焦る気持ちから売買すると、購入理由のない無計画なエントリーをしてしまうからです。



損失を早く取り戻そうとしてすぐ次の株を買っても、大半はまた損失を出すだけで終わっちゃうよね。
例えば多額の損失を出してカッとなり、「今度こそ取り返すぞ!」と勢いで別の銘柄を即購入することはよくあります。
しかし結局は根拠のない売買を繰り返すだけで、運任せのギャンブルと変わらない投資となるでしょう。
このように損失を早く取り戻そうと無計画なエントリーをすると、さらに損失を増やして失敗しやすくなります。



損をした時には一歩引いて時間を置いて、失敗した理由を見つめ直すと次の成功確率が上がるわよ!
根拠がない売買をする


明確な根拠や戦略もなく株式を売買すると失敗しやすくなります。
なぜなら株式は本来なら企業の成長性や将来性に投資をするものであり、根拠がない売買は結果として企業の成長性を無視した取引となるからです。
根拠がない売買の例を以下のようにまとめました。
売買の例 | 説明 | 具体例 |
---|---|---|
チャートだけで売買 | 過去の好成績なチャートだけ見て「今も買い時だ」と判断して買うこと | 昨年大きく上昇した銘柄を「また上がるかも」と根拠もなく購入する |
群集心理で売買 | 多数派の行動に合わせて買うこと | 多くの人が購入しているという理由だけで購入する |
噂だけで売買 | 根拠のない噂やSNS情報に反応して売買すること | Xでバズっているポストに“次の急騰株”として紹介された銘柄を購入 |
乗り遅れる恐怖から買う | 他人が利益を得ているのを見て焦って購入すること | 「みんなが買って儲かっているから」と焦って購入する |



投資経験が浅い人は、根拠がない理由で買って失敗する人が多いから気をつけてね。
このように根拠のない短絡的な理由で売買すると、株の世界では損失を出しやすく失敗します。
アンカリング効果で見誤る
人はアンカリング効果により、最初に見聞きした情報にこだわる傾向があり、結果として株で失敗する理由となります。
なぜならこのアンカリング効果は株式を冷静に判断する能力を失うからです。
例えば「持ち株が過去最高値を超えたから売ろう」といった行動が生まれるのはアンカリング効果の典型例で、適切な売却タイミングを逃す原因になるでしょう。



過去最高値を超えれば、好調が続いてその後も成長するかもしれないよ。
このようにアンカリング効果は適切な損切りや利確をしづらくするので注意しましょう。
今後の対策


今見てきた失敗例の中に、あなたにも当てはまるような失敗がありましたか?
自分の失敗を理解できたところで、今後の対策も見ていきましょう。
購入理由を明確にする
投資では他人の情報を鵜呑みにせずに、自分の中で購入理由をしっかりと確立しましょう。
他人の情報を鵜呑みにせず、購入理由を明確にする。
なぜなら根拠も購入理由もはっきりしない株式の保有は、すぐに売買しやすくモチベーションが続かないからです。



購入理由が明確なら、多少値動きがあっても芯がブレずにメンタルが安定します。
例えば「有名投資家が推奨していたから」と他人の情報を鵜呑みにして買った場合、自分で確信を持っていないので、ちょっとした悪材料でパニックになりすぐに売ってしまいます。
よって投資では他人の情報は参考程度に留め、最終的な売買判断は自分で企業分析等をして決めるようにしましょう。
投資の基礎知識を身につける


投資の基礎知識を身につけると、株式投資での失敗や株価下落による焦りが少なくなります。
なぜなら投資の基礎知識を身につければ、以下のようなメリットがあるからです。
- 経済指標から市場の動きが予測できるようになる。
- 株価が変動しても冷静に判断できるようになる。
- 自分なりの購入理由を持てるようになる。
- 暴落や変動を予想できるようになる。
例えば経済指標が理解できるようになって、雇用統計の結果から「予想値よりも悪かったから、一時的に株価が下がるかも」などと予測できれば、心構えができてメンタルも安定するでしょう。
このように投資の基礎知識を身につければ過度な不安が減って、落ち着いて相場と向き合えるようになります。
情報源を絞る
投資の情報源を信頼できるものに絞れば、冷静な判断がしやすくなります。
その理由はあれこれ手を広げて投資情報を入手していると、結局どれが正しいかわからなくなり、判断軸がブレる原因になるからです。
現代はSNSやニュースサイトなど情報が混在しており、中には矛盾した意見や根拠が弱いものも多くあります。
自分の目で調べて内容に根拠がある有益な情報源をいくつか選び、それ以外は思い切って見ない決断も必要となるでしょう。



よく使われる株の情報サイトはコレよ!
サイト名 | 分野 / 用途 | 主なデータ・機能 | 信頼できる理由 | 使い方のコツ | リンク |
---|---|---|---|---|---|
JPX | 一次開示・決算短信 | 配当・自社株買い・業績修正・決算短信 | 東証が運営する公式開示 | 「種別」フィルタで配当のみ抽出できる。企業名・銘柄コード検索が便利 | JPX |
EDINET | 有価証券報告書・四半期報告 | 有報/四半期報、臨時報告、大量保有報告 | 政府(金融庁)の公式開示 | ティッカーでなく企業名で検索。 | EDINET |
Yahoo!ファイナンス | 株価/指標/ニュース | チャート、業績、配当、決算予定、ニュース | 国内最大級の金融ポータル | 米国株も日本語UIで検索可能。掲示板は参考程度にする。 | Yahoo!ファイナンス |
株探 | 決算速報・スクリーニング | 決算速報、業績トレンド、テーマ、ランキング | 個人投資家に広く浸透し、編集部の要約が早い | 速報が出るので情報が早い。 | 株探 |
バフェット・コード | 企業分析・財務可視化 | 売上/利益/ROE/CFの推移グラフ | 公開資料を体系的に可視化している | 「決算説明資料リンク」から一次ソースに飛んで検証できる | バフェット・コード |
日本経済新聞 | マーケット/決算ニュース | 決算要約、特集、相場解説、速報 | 国内最大級の経済メディア | 「決算速報」タグで主要企業のまとめを素早く確認できる | 日本経済新聞 |
TradingView | チャート/スクリーナー | 多銘柄チャート、スクリーナー、アラート | 世界的に普及、国内でも利用者多数 | 描画でシナリオ共有可。最終数値は取引所/IRで検証 | TradingView |
Investing.com | マクロ/イベントカレンダー | 経済指標カレンダー、予想/結果、要人発言 | 網羅性の高い指標日程 | 重要度フィルタで優先度整理。結果は政府統計で最終確認 | Investing.com |



特に「TradingView」と「Investing.com」は米国投資家の強い味方です。
このように情報源を絞ることで投資判断をシンプルにすれば、メンタルのダメージを避けれるようになります。
余裕資金で投資する


生活に必要な資金を除いた余裕資金だけで投資を行うようにすれば、損失時のダメージを抑えメンタルが安定します。
余裕資金とは、最悪ゼロになっても生活に支障が出ないお金のこと。
なぜならこの範囲で投資すれば、大きな含み損を抱えても「最悪無くなっても大丈夫」という余裕が生まれ、冷静さを保てるからです。
もしも生活費まで投資に回してしまうと、暴落時に「明日からどうしよう」などと不安で夜も眠れなくなるでしょう。
一方で余裕資金で運用していれば「無くなっても何とか生活できる」と割り切れるため、暴落時でも冷静さを保てます。
このように余裕資金で投資すれば、最悪の事態でもダメージを減らせるので冷静に投資を継続できます。



日常生活のお金と投資資金は明確に分けて、心のゆとりをもって運用しましょう。
損切りラインを愚直に守る
あらかじめ決めた損切りラインを愚直に守れば、損失拡大を防ぎメンタルへのダメージも最小限に抑えられるでしょう。
なぜなら投資で最も大事なのは大きな損失を出さないことであり、損切りはこの大損を防ぐのにとても有効な手段だからです。



一般的には損切りラインは購入価格の2割といわれています。
例えば全ての銘柄で20%下落したら無条件で売ると決めて、実際にそのラインに達したときに愚直に損切りしたとします。
その後もしも銘柄が更に下落したら大損を逃れたことになりますし、例え上昇してしまったとしても投資資金は失わずに残っているので、新たな銘柄候補を購入するチャンスが生まれます。



機械的に損切りして、損失を最小限にすることが大事だよ。
このように損切りラインを愚直に守ることは、あなたの大切な資金とメンタルを守る上でとても重要です。
分散投資で暴落対策


資産を複数の銘柄で分散投資すれば、メンタルがやられるリスクを下げて長期的に資産運用できます。
なぜなら分散投資は資産全体のリスクを下げる基本であり、暴落時の大きな損失を回避できるかもしれないからです。
有効な分散投資の方法は以下のとおりです。
- 国内株に限らず米国株や債券など資産の種類で分散。
- 消費財や海運業、医療品など異なるセクターの銘柄で分散する。
- 通貨は日本円だけで保有せず、ドルも保有する。
例えば資産100万円をすべて国内株の1銘柄に投資していたら、その銘柄が暴落したら資産が一瞬で大幅減少するでしょう。
しかし50万円を国内の複数銘柄に、30万円を米国株に、そして20万円を債券に分散していた場合、例え国内株が暴落しても他が影響を受けにくくなります。



リーマンショック時に債券や金に分散していた投資家は、下落率が小さくメンタル面の負担も軽かったそうよ。
よって分散投資はとても有効な暴落対策となり、投資を続けるための有力な対策となります。
短期売買しない
投資の基本方針を長期目線に見据えて、短期売買をしないようにすれば、着実な資産形成とメンタルの安定が得られるでしょう。
なぜなら長期投資は時間分散によりリスクを低減する効果があるため、相場の一時的な変動に惑わされなくなるからです。



短期的な値動きに一喜一憂しがちな人は、「投資の基本スタイルは長期投資」と心に刻み、短期的な値動きを気にしないようにするのが一番効果的です。
もしも長期投資を前提とした投資スタイルにすれば、細かな株価の上下に惑わされず、「多少下がってもいずれ回復するだろう」と落ち着いて構えられます。
しかし短期売買を繰り返せば、毎日の変動に一喜一憂し、メンタルを消耗する日々が続いてしまうでしょう。
このように長期投資を基本方針として短期売買しないようにすれば、結果として資産形成と日々のメンタル安定につながります。
今すぐ立ち直る方法


どうですか、今のあなたに合った対策は見つかりましたか?
あるいは何から始めたら良いのか迷った人もいるのではないでしょうか。
そんなあなたに今すぐにできて即効性がある、メンタルダメージから立ち直る方法をご紹介します。
下落時はチャンスと見る
株価下落を「損失」ではなく「投資のチャンス」と、まずは前向きに捉えてみましょう。



前向きに捉えることで、今の自分を冷静に見れて賢明な行動が取れるようになりますよ!
その理由は株価下落が見方を変えれば優良株を安く仕込める好機でもあるからです。



でもそれは、ナンピン買いと同じことじゃないの?



ナンピン買いは理由もなく感情で追加投資することです。
下落理由を一度調べて、企業体質や業績に悪影響が無いものなら、追加投資も一つの選択肢となります。
例えば有名な投資家ウォーレン・バフェットも「他人が恐怖に震える時に貪欲であれ」と語っており、一時的な値下がりが追加投資により最終的なリターン増加につながるケースもあります。
このように下落時をチャンスと前向きに捉えれば、あなたの気持ちも前向きになり、新たなチャンスを生むきっかけになるかもしれません。
下落理由を深掘りする
下落をチャンスと捉えて、前向きな気持ちになれましたか?
気を取り直したところで、今度は下落理由を徹底的に調べて深堀りし、自分なりに納得するまで追求してみましょう。
その理由は下落理由を深掘りすることで、同じ失敗を繰り返さないようにするだけでなく、新たな銘柄を選別する目を養えるからです。
下落理由を深掘りして、同じ失敗を繰り返さないようにし、新たな銘柄を選別する目を養う。
例えば下落理由には業績悪化や市場全体の調整、あるいは国の一時的な政策など様々な要因があるでしょう。
理由がわからないままだと不安が増すばかりですが、理解できれば「一時的なことだ」「これは売り時だ」などと冷静になれます。



原因分析をする中で自分の投資判断にも磨きがかかり、経験値も上がるでしょう。
このように株価下落の理由を深掘りすれば、メンタルがやられた気持ちを知識に置き換えて冷静に対応できるようになります。



落ち込んでいる気持ちをバネにして、今すぐ下落理由を調べましょうね!
今後は株価を毎日チェックしないようにする
今日から株価を毎日チェックする習慣をやめて、無駄な心配を増やさないようにしましょう。
なぜなら常に株価を見続けると、その都度感情が揺さぶられて冷静ではいられなくなるからです。
特に下落局面では常に口座残高を見て不安が募り、冷静さを欠く原因になるでしょうが、見たところで結果は変わらず、チェックする度にストレスだけが増えるだけですよね。



「平日は見ない」とか自分なりのルールを作ると良いよ。
よって今日から株価を毎日見る習慣をやめて、無駄なストレスを増やさないようにしましょう。
相談する相手を探す


投資の悩みを相談できる相手を探して、その人に相談をしてメンタルが不安定な状態を解消しましょう。
なぜなら一人で悩んでいても解決しづらく、さらに不安が増して失敗につながりやすいからです。
もしも周囲に投資の話ができる友人もおらず、家族に内緒で株を始めたような人でも、投資という言葉を使わずお金の相談としてなら聞いてくれる相手はいますよね。



「投資で失敗した」と単刀直入に相談しなくても「お金が減る出来事があってストレスを感じてる」とさりげなく相談してみると良いですよ。
このように相談できる相手を見つけて話せば、あなたが今抱える投資の悩みが解決できるかもしれません。
メンタルやられたあなたへ・おすすめ対処法


ここからは株でメンタルをやられてしまったあなたへのおすすめ対処法をご紹介します。
日本株より成長性が高い米国株に投資し、情報入手に便利なツールを手に入れる。
この方法を実践すれば、今日から株価変動に一喜一憂しなくなり、長期的に資産形成ができるようになります。
一つずつ見ていきましょう。



私自身もこの方法を実践することで、多額のマイナスからプラスに転じ、投資スタイルも長期目線で見れるようになりました。
米国株の割合を増やす


投資初心者には米国株の割合を増やして分散投資することをおすすめします。
なぜなら米国株は日本株と違った大きなメリットがあるからです。
- 日本株よりも成長性が圧倒的に高い。
- 米国市場は審査が厳しく、厳選された企業しか上場できない。
- 厳選された銘柄しかないため、企業分析がしやすい。
下の表は日本株と米国株の過去30年の株価を比較したグラフです。
見ても分かるとおり、米国株のパフォーマンスは明らかに日本株と違います。(参考:三菱UFJeスマート証券)





日経平均株価(TOPIX)が直近30年ほぼ横ばいだったのに対し、NYダウ(S&P500)は同期間で8倍以上に上昇しています。
このように米国株は日本株と比べて成長性が高いため、今後は米国株の割合を増やせば、暴落に悩んだりメンタルにダメージを受けることも少なくなるでしょう。



「米国株本当に大丈夫?」「もっと詳しく知りたい!」と思った方は、こちらの記事を参考にして下さい。


情報ツールとしてマネックス証券を活用する


今後あなたが株で悩んだ時、原因を探る情報源としてマネックス証券の活用をおすすめします。
マネックス証券なら最新情報がスピーディーに入手できて、初心者でも簡単に扱えるため非常に便利です。


例えばあなたがマネックス証券の「銘柄スカウター」を使えば、個別銘柄のとても詳しい情報がいつでも簡単に入手できるので、投資の基礎知識がすぐに身についてスキルアップにつながるでしょう。



「銘柄スカウター」は有料級の情報が無料で入手できて、すぐに情報入手できるのでとても便利です。
まとめ
いかがでしたか?
株の損失でメンタルダメージを受けたあなたに向けて、少しでも役に立つ情報をまとめました。
この記事で重要なポイントは以下のとおりです。
- 株でメンタルをやられる主な原因は「急な相場変動」「感情的な売買」「ハイリスク投資」など
- 失敗する取引には「リベンジ投資」「ナンピン買い」「狼狽売り」などの感情的な行動がある
- 今後は「余裕資金で投資」「損切りラインの徹底」「分散投資」などが重要な対策となる
- 株価の下落はチャンスと捉え、原因分析に活かすと投資スキルが向上する
- 初心者は成長性が高い米国株への投資や、有力な情報ツールの活用がおすすめ
株の失敗は誰でも経験するものですが、その失敗や経験をどう活かすかであなたの今後の資産が大きく変わります。
この記事の内容からメンタルがやられたあなたに当てはまる失敗を理解し、そしてその失敗を次の資産形成に活かしていきましょう。



「ノーペイン・ノーゲイン」という言葉があるように、失敗しなければ何も得ることはできません。
今回の失敗を次にどう活かすかであなたの資産形成が変わります。
頑張ってください!
Q&A
株でメンタルをやられてしまったけど、どうやって立ち直ればいい?
株価下落を「損失」ではなく「チャンス」と前向きに捉えてみましょう。下落の理由を深掘りして理解することで不安を軽減し、今後の対策にも活かせます。
株で失敗する人のよくある特徴は?
感情的な売買(リベンジ投資、ナンピン買い、狼狽売り)や、根拠のない取引、許容額を超えた投資、短期売買の繰り返しなどが挙げられます。
株で失敗したときの具体的な対処法は?
まずは購入理由を明確にし、余裕資金で投資を行いましょう。また、損切りラインを決めて愚直に守ることや、分散投資を意識することが重要です。
初心者におすすめの投資先は?
成長性が高く、審査基準も厳しい米国株がおすすめです。米国株の割合を増やすことで、リスク分散や将来的な資産形成につながりやすくなります。
投資に役立つ情報ツールはある?
マネックス証券の「銘柄スカウター」などが便利です。企業分析や決算情報が一目でわかるため、初心者でも扱いやすいツールとなっています。
メンタルを保つために日常で気をつけることは?
株価を毎日チェックしすぎないことが大切です。また、投資の悩みを話せる相手を見つけることで、不安を和らげることができます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証しません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任は負いかねます。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。