「DHTホールディングスはなぜ配当利回り10%以上あるの?」
「どんな会社なの?リスクや将来性は大丈夫?」
「今後も高い配当利回りが続くの?」
米国高配当銘柄で有名なDHTホールディングスですが、その理由や将来性について気になる人は多いはずです。
この記事ではDHTホールディングスを徹底的に分析しながら、将来性や内包するリスクについて解説していきます。
DHTホールディングスについて
- 会社概要や経営方針
- 配当利回りが高い理由
- 将来性やリスク要因
- おすすめの購入タイミング
- 会社員の資産形成に有効な理由
この記事を読んで同社のリスクや将来性を判断し、適切な購入タイミングを理解すれば、配当利益率の高いポートフォリオが出来上がります。
また投資全般の知識が向上するため、老後の配当生活に向けたリタイアメントプランなどにも役に立ちます。
限られた少ない資金を最大限活かすことができるのは、米国株です。
皆さんの米国株による資産形成を応援します。
DHTホールディングスのメリット5選
米国高配当銘柄としてのDHTホールディングスのメリットは以下の5点です。
DHTホールディングスのメリット5選
- 2023年から大幅に配当利回りが上がっており、今後さらに増配する可能性がある
- 2020年から負債総額が大きく減少している
- 新規造船計画など将来性がある
- 長期保有のメリットが大きい
- 株価が比較的安値なため、高配当資産として組みやすい
具体的な根拠は本記事で解説しています。
DHTホールディングスの会社概要
まずDHTホールディングスとはどのような会社なのか、どのような経営方針を持っているのか解説します。
基本情報
DHTホールディングスに関する基本情報は以下のとおりです。
基本情報 | 詳細 |
---|---|
設立年 | 2005 |
企業名(ティッカー) | DHTホールディングス(DHT) |
上場市場 | ニューヨーク証券取引所 |
配当金 | 1株あたり0.29USD(2024年5月の配当金) |
従業員数 | 約1200人 |
時価総額 | 1,861.74(百万USD) |
URL | DHTホールディングスHP |
DHTホールディングスは、シンガポールに本社を置く原油タンカー運航会社で、海運株として安定した配当と健全な財務基盤で知られています。
専門は原油輸送で、超大型原油運搬船(VLCC)28隻の原油タンカーで構成され、モナコ・シンガポール・ノルウェーの総合管理会社を通じて運営されています。
2026年4月から12月の間に、新たに4隻のVLCCが韓国の造船所から引き渡されるそうです。
経営方針
DHTホールディングスはその経営方針として株主還元を重視しています。
これは同社が安定した配当を通じて、株主へのリターンを最大化することを目標としているからです。
また国際的に展開している海運業界として、業績やキャッシュフローが安定していることを世界的に示す目的もあります。
よってDHTホールディングスは企業方針として株主還元を重視しているのです。
高配当銘柄である理由の一つは、その経営方針にあるのね。
海運業の特徴
DHTホールディングスは海運業です。
海運業とは輸出入に伴う海上輸送を事業としている銘柄のことで、以下のような特徴があります。
高配当銘柄が多い
海運業は全体的に高配当銘柄が多い特徴があります。
その理由の一つとして、経済状況による収益の変動性が高いためです。
例えば2020年コロナ禍後の好況期に多くの海運業企業は高収益を得て、その利益をスピーディーに株主に還元し高配当を実現しました。
このように海運業は高配当銘柄が多い特徴があります。
日本の海運業銘柄で言えば、海運大手三社の日本郵船や商船三井、川崎汽船が高配当銘柄として有名よね。
景気変動の影響を受けやすい
海運業は国の景気変動の影響をダイレクトに受けやすく、株価も景気変動に伴い上下する特徴があります。
それは景気が良くなれば国内の消費活動が活発になり、すぐに輸出入が増加し海運業の業績も高まるからです。
さらに、ある国の景気が良くなって輸出入の物流が増加し、海運需要も高まるとそれが貿易相手国にも影響し、自国だけじゃなく自然と貿易相手国の業績や株価までも上昇します。
このように海運業は景気変動の影響を受けやすく、株価も景気変動に伴って上下します。
このように業績や株価が景気の影響を受けやすい株のことを景気敏感株(シクリカル株)と呼びます。
地政学リスクの影響を受けやすい
海運業は地政学リスクの影響を受けやすい特徴があります。
なぜなら地政学リスクの影響はすぐに全世界間の資源価格や輸出入価格に影響を及ぼすからです。
例えばロシアのウクライナ侵攻によって、資源が高騰し、世界中でインフレ傾向が高まりました。
すると原油価格の上昇によりタンカーの輸送費が上昇したり、新たな資源調達のために石油タンカーやLNGタンカーの需要が高まって運賃が上昇しました。
このように海運業は地政学リスクの影響を受けやすい特徴があります。
株価推移
DHTホールディングスの株価推移を、同じ海運業で時価総額が類似した競合他社、ティーケイ・タンカーズ(URL:www.teekay.com/business/tankers)と比較しながら見ていきます。
ティーケイ・タンカーズと比較すると、5年間の株価成長率は約2倍と低成長ですが、大きな下落もなく比較的安定した成長を遂げています。
どちらの株価も2022年頃から大きく右肩上がりに上昇してるわ。
コロナ禍後の2021年に世界的に物流需要が高まり、多くの海運企業が過去最高の収益を記録したからです。
なぜ株価が安値なのか
DHTホールディングスの株価は11ドル付近と比較的安値で推移しています。
これは高配当銘柄の特徴とも言えます。
なぜなら高配当銘柄はその利益の多くを株主に還元し、設備投資など企業成長に利用しないため株価が伸びづらい傾向があります。
これは株主還元を重視している企業によく見られる特徴です。
よってDHTホールディングスの株価は比較的安値で推移しています。
株主を第一と考えて、配当還元を重視するのは米国株の大きな特徴です。
株価指標の推移(PER・PBR・EPS)
株価の主な指標であるPERやPBR、EPSについて、同様にティーケイ・タンカーズと比較しながらその推移を見ていきます。
PERの推移(年間データ) | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
DHTホールディングス | 16.22 | 3.26 | – | 23.79 | 9.87 |
ティーケイ・タンカーズ | 19.55 | 4.28 | – | 4.61 | 3.36 |
PBRの推移(年間データ) | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
DHTホールディングス | 1.30 | 0.81 | 0.82 | 1.35 | 1.54 |
ティーケイ・タンカーズ | 0.81 | 0.34 | 0.44 | 0.98 | 1.12 |
EPSの推移(年間データ) | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
DHTホールディングス | 0.51 | 1.71 | -0.07 | 0.37 | 0.99 |
ティーケイ・タンカーズ | 1.23 | 2.59 | -7.17 | 6.74 | 15.04 |
5年間の株価指標は低い水準を維持しており、株価に割安感が出ています。
参考までに、米国株式はPERが18倍以下、PBRが1倍以下は割安と言われています。
財務状況とキャッシュフロー
先程と同様にティーケイ・タンカーズと比較しながら、2023年の財務状況とキャッシュフローを見ていきます。
2023年の財務状況等 | 売上高 | 売上原価 | 売上総利益(粗利益) | 営業利益 | 経常利益(税引前収益) | 当期純利益 | 営業CF | 投資CF | 財務CF |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DHTホールディングス | 560.56 | 241.1 | 319.46 | 193.11 | 162.04 | 161.4 | 251.41 | -124.98 | -177.76 |
ティーケイ・タンカーズ | 1364.45 | 694.17 | 670.28 | 526.8 | 523.16 | 513.67 | 626.07 | 17.26 | -464.75 |
同じ海運業でも、売上高の規模がかなり違うわね。
売上高も大切ですが、その資金を何に使っているかが大切です。
財務指標の推移
企業の収益性を表す財務指標として、ROEやROA、売上総利益率、営業利益率、当期純利益率があります。
DHTホールディングスの財務指標の推移について見ていきましょう。
財務指標の推移(年間比較) | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
ROA | 3.99 | 15.44 | -0.71 | 3.95 | 10.75 |
ROE | 8.21 | 26.09 | -1.07 | 5.82 | 15.40 |
売上総利益率 | 28.72 | 49.79 | -1.01 | 15.06 | 37.06 |
営業利益率 | 25.95 | 47.20 | -6.61 | 11.31 | 33.92 |
当期純利益率 | 13.77 | 38.53 | -3.89 | 13.66 | 29.02 |
2021年はコロナ禍の影響で低い数値を示してますが、その後急回復していることがわかります。
営業利益率33%はかなりの数値で、本業が好調である証拠です。
配当金・配当利回りについて
年利10%以上を誇るDHTホールディングスの、配当金や配当利回りについて見ていきましょう。
配当利回り推移
DHTホールディングスの配当利回りの推移は以下のとおりです。
配当利回りの推移 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一株当たり配当金(単位:USD) | 0.20 | 0.08 | 0.20 | 1.35 | 0.13 | 0.12 | 1.15 |
配当利回り(単位:%) | 5.57 | 2.04 | 2.42 | 25.81 | 2.50 | 1.35 | 11.72 |
配当性向(単位:%) | 400.00 | – | 38.93 | 78.95 | – | 32.13 | 115.59 |
コロナ禍後に業績が急回復したため、2023年配当利回りは11%を超えています。
同社は高い配当性向を維持しており、直近の2023年はなんと115%です。
購入するなら、今後の配当利回りは必ずチェックしないとね。
なぜ配当利回りが高いのか
DHTホールディングスの配当利回りが高い理由は以下の4つです。
- 企業方針として高い配当性向を維持している
- DHTホールディングスが海運業であるため
- コロナ禍後の原油相場や海運市場の急回復により、業績が好調になっている
- 原油タンカー市場全体の需要が増加している
企業方針だけじゃなく、海運業としての立場や世界的な需要も関係するのね。
企業を取り巻く環境を知ることはとても大切です。
この点は下記の「DHTホールディングスの将来性」で詳しく解説します。
配当性向が高い企業の注意点
投資家の皆さんは配当性向が高い企業には注意しなければいけません。
なぜなら配当性向が高いと3つのリスクがあるからです。
企業の成長資金がない
高い配当性向の企業は、利益の大部分を配当に回してしまうため、事業の成長や拡大に再投資する資金がありません。
結果としてこれは、長期的にみると企業の成長資金の損失につながります。
財務健全性のリスク
高い配当性向を意識した企業は、財務健全性が損なわれるリスクがあります。
なぜなら配当性向を意識しすぎて、例えば景気が悪化した場合でも借入を増やして配当を維持するなど財務健全性を損なうような対策をするからです。
株価下落のリスクがある
高い配当性向の企業は、利益が不安定になると株価が下落する傾向があります。
なぜなら景気の悪化などで利益が不安定になると、高配当維持が困難になり、配当目的に買った投資家が売り始めて株価が下落するからです。
過去の例でいうと、配当性向が高くエネルギーセクターで有名なGeneral Electric社は2017年までは配当性向が高かったのですが、その後業績悪化に伴い配当を大幅に削減しました。
このことが投資家に大きな衝撃を与え、株価の急落を引き起こしました。
配当性向が高い企業に投資する際は、これらのリスクを十分に理解して買う必要があります。
せっかく高い配当金を期待して買ったのに、急に低くなったらショックで狼狽売りしちゃうよね。
配当性向が高い企業へは、株価が下落する可能性もよく考えて投資しましょう。
配当の権利落ち日と権利確定日
DHTホールディングスの配当日は年4回あります。
配当金の権利落ち日や権利確定日、支払日、支払い金額について見ていきましょう。
権利落ち日 | 権利確定日 | 支払日 | 支払い金額(USD) |
---|---|---|---|
2023/2/16 | 2/17 | 2/24 | 0.380 |
2023/5/17 | 5/18 | 5/25 | 0.230 |
2023/8/22 | 8/23 | 8/30 | 0.350 |
2023/11/20 | 11/21 | 11/28 | 0.190 |
2024/2/20 | 2/21 | 2/28 | 0.220 |
2024/5/23 | 5/24 | 5/31 | 0.290 |
米国株の配当金を受け取るには、権利確定日の2営業日前の日(権利付き最終日という)の取引時間終了時点にその株を保有している必要があります。
その翌日の権利落ち日になれば、保有していた株を売却しても権利は消滅しません。
権利落ち日の前日の取引時間終了時点に株を保有しておけばいいわけね。
配当にかかる税金はいくらか
米国株の配当金は、日本と少し違った課税方式となっています。
米国株の配当課税について
米国株の配当金には配当課税という税金がかかります。
配当課税の内訳は、米国で配当金の内10%が源泉徴収された後、残金の内20.315%が日本で課税されます。
この配当課税は配当金だけに適用されるものであり、株の売却益には国内税率の20.315%のみが課されます。
配当課税に対して、株の売却益に対する税金を譲渡益課税といいます。
米国株の配当金には余分に税金がかかるわけね。
DHTホールディングスのリスク5選
DHTホールディングスのリスクについて見ていきます。
これらのリスクは同社の収益性や経営の安定性に大きく影響を与えます。
原油価格変動リスク
原油価格の変動はDHTホールディングスの収益に直接的な影響を与えます。
なぜなら原油価格が低下すると世界的に輸送需要が減少し、収益が減少するからです。
例えば2020年のコロナ禍によるパンデミック時、原油価格が歴史的な低水準にまで落ち込み、多くの原油タンカー運航会社は、収益の大幅な減少に直面しました。(参考:Simply Wall St)
このように原油価格の変動は収益に直接的な影響を与えます。
世界経済変動リスク
世界経済の変動は、DHTホールディングスの収益にすぐに影響します。
なぜなら経済が減速し不況になると、世界的に海運業全体の需要も減少し収益が悪化するからです。
特にアジア諸国など新興市場の経済成長が停滞すると、全世界的に輸送需要や原油消費量が減少し、収益性が悪化する傾向があります。
このように世界経済の変動は、DHTホールディングスの収益にすぐに影響します。
特に海運業は、景気変動による影響がとても早い特徴があります。
供給過剰リスク
2023年はコロナ禍後の好況で多くの企業が新規タンカー増設を行ったため、供給過剰の懸念が高まっています。
そして全世界の輸送が供給過剰になると運賃が下落し、収益が悪化します。
DHTホールディングスは現在、新規タンカーの増設を進めており、輸送能力を増加させようとしています。
このようにDHTホールディングスは全世界的に供給過剰である中で新規タンカーの増設計画を進めており、リスクとなっています。
国際的な規制変更リスク
国際的な規制変更がDHTホールディングスの収益性にリスクとなります。
なぜなら国際的な規制変更により海運業のコストが上昇する可能性があるからです。
例えば国際海事機関(IMO)が行った環境規制強化(例:硫黄排出規制)により、低硫黄燃料への切り替えやスクラバーの設置など追加の投資が必要となり、運営コストを上昇させる要因となりました。
このように国際的な規制変更がDHTホールディングスの収益性にリスクとなります
地政学リスク
地政学リスクがDHTホールディングスの運航に影響を与え、収益を悪化させる可能性があります。
なぜなら地政学的な緊張や紛争が海上航路の安全性に影響を与え、輸送コストを増加させるからです。
実際に中東地域での紛争や海賊行為が、タンカー運航のリスクを増加させ輸送コストの上昇を招いた事例がありました。
このように地政学リスクがDHTホールディングスの収益を悪化させる可能性があります。
DHTホールディングスの将来性
DHTホールディングスは原油タンカー市場での強力な地位を持ち、将来的に成長する見込みがあります。
特に今後、供給不足と需要増加の見通しから収益性は高まると期待されています。
具体的にDHTホールディングスの将来性について見ていきます。
原油タンカー市場の変化
現在の原油タンカー市場は収益が増加傾向にあります。
なぜならコロナ禍後の世界的な需要増加により、原油輸送量や輸送距離が増加し、収益も増加しているためです。
特にアジア地域への輸送が増加しており、DHTホールディングスの成長を後押しする要因となっています。
このように原油タンカー市場の変化により収益が増加傾向にあります。
負債額の減少
2020年から同社の負債合計額は大幅に減ってきています。
下の表はDHTホールディングスの負債合計額と前年対比の推移です。
負債の推移 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
負債合計(単位:百万ドル) | 804.61 | 1000 | 894.77 | 513.05 | 562.00 | 434.99 | 460.56 |
前年対比増減(単位:%) | +11.95 | +24.56 | -10.72 | -42.66 | +9.54 | -22.60 | +5.88 |
2020年の前年対比負債率は−42.66%と大幅に減少、その後も相対的に減っています。
今後も負債額が減れば、余剰資金を配当金にリターンとして回す可能性もあるわ!
じゃあ今よりもっと配当利回りが良くなるかもしれないね!
新規造船による供給量の増加計画
DHTホールディングスには新規造船による供給量の増加計画があります。
現在の海運業界には以下のような追い風となる見通しが立っています。
- 新規造船の制限
造船所のキャパシティ不足により、新しいVLCC(超大型原油運搬船)の建造が制限され、既存船の価値が上昇している。
このことが供給量の制限かつ既存船の需要増加となって海運業には追い風となっている。 - 地政学リスク
ロシアとウクライナ抗争長期化などの地政学リスクが輸送距離の延長や運賃上昇を引き起こし、輸送タンカー市場全体の追い風となっている
上記のとおり新規造船が制限されている中で、DHTホールディングスはさらにVLCC4隻の納入計画を発表しており、今後の業績拡大が期待されています。(参考:Global news wire)
2026年頃に船を納入・稼働するらしいよ。
買い時は権利落ち日直後が良い
DHTホールディングスのおすすめ購入タイミングは、権利落ち日直後に購入することです。
こちらのチャートを見ると、権利落ち日直後のローソク足が大きく下がっていることがわかります。
DHTホールディングスのような高配当銘柄は、権利落ち日直後に株価が下落することが多々あります。
高配当銘柄は、配当金を得るために権利落ち日の数日前から株価が上がり始め、権利落ち日当日に利益確定して売ってしまう人が多いためです。
よっておすすめ購入タイミングは、権利落ち日直後に購入することとなります。
権利落ち日直後に定期的に購入して長期保有すれば、配当利率の高いポートフォリオができるわよ!
高配当株は新NISAで投資すると有効な資産運用になる
DHTホールディングスのような低価格な株価の高配当株は新NISA制度による投資に向いています。
なぜなら新NISAの成長投資枠を使って購入すれば、株の売却益だけでなく配当金にも課税されないからです。
さらに低価格なので会社員のような少ない賃金でも購入できます。
例えばDHTホールディングスのような高配当の銘柄を成長投資枠で複数保有しておけば、定期的に多くの配当金を無利息で獲得できるポートフォリオが出来上がります。
よってDHTホールディングスは新NISA制度による投資に向いているのです。
入金力のない会社員に有効な銘柄である
DHTホールディングスは会社員の資産形成に有効な銘柄です。
なぜDHTホールディングスが会社員の資産形成に有効かというと
- 少額で購入できる
- 高い配当利回りにより入金力の少ない会社員でも大きく資産を増やせる
- 今後も高い配当利回りが期待できる
- ドル高の為替差益の恩恵を受けれる
このようなメリットがあるためです。
こちらが私のDHTホールディングスの保有数と評価額です。
入金力が少なく投資資金が乏しい会社員でも、少額でコツコツと買い増ししていけば、資産価値の高いポートフォリオが出来上がります。
長期保有したおかげでかなりの配当利益を得てるわ!
まとめ・DHTホールディングスは有望な高配当銘柄
本記事ではDHTホールディングスという高配当な石油タンカー銘柄について徹底的に解説しました。
本記事で紹介したDHTホールディングスのリスクや将来性は以下のとおりです。
- 原油価格変動リスク
- 世界経済の変動リスク
- 供給過剰リスク
- 国際的な規制変更リスク
- 地政学リスク
- 市場環境の変化
- 負債額の減少
- 新規造船による供給量の増加計画
これらの点を踏まえて、米国高配当銘柄としてDHTホールディングスのメリットは以下の5点です。
DHTホールディングスのメリット5選
- 2023年から大幅に配当利回りが上がっており、今後さらに増配する可能性がある
- 2020年から負債総額が大きく減少している
- 新規造船計画など将来性がある
- 長期保有のメリットが大きい
- 株価が比較的安値なため、高配当資産として組みやすい
以上の点を踏まえて、DHTホールディングスを取り巻く情勢や最新の情報に注意しながら、あなたの米国高配当銘柄に組み入れてみてはどうでしょうか。
今後は同社の株価だけに限らず、配当性向や負債総額、供給計画の変化に特に注意しながら購入を検討していきましょう!
- 本記事は情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
- 本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
- 情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
- 投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身で判断してください。