「SBI証券のメリットやデメリットは何?」
「ポイント還元の仕組みやキャンペーンを詳しく知りたいな」
「他の証券会社と比べてどう違うの?」
ネット証券で口座開設数が堂々の1位を誇るSBI証券ですが、なぜそんなに支持されているのか。
そんなSBI証券のメリットやデメリットについて気になりませんか?
この記事ではSBI証券のメリットやデメリットを中心に、他のネット証券と比較をしながら徹底リサーチしているので、あなたのニーズに合った証券会社かどうかがわかります。
この記事を読めば納得いくまでSBI証券を理解できて、そして安心して口座開設まで進めて、手数料無料やポイント還元の恩恵によりあなたの資産が益々増えていくでしょう。
あなたもSBI証券で新たな投資生活の一歩を踏み出してみてはいかがですか。
筆者について

初めまして、よあちまです。
米国高配当株でFIREを目指しています。
まずは当面の目標、年間配当360万円(月間配当30万円)に向けて猛進中です。


SBI証券の概要


SBI証券はネット証券の口座数で国内No.1を誇るオンライン証券会社です。
1999年にオンライン取引を初めて開始した証券会社として、長年の実績と信頼を積み重ねてきました。
「ゼロ革命」による手数料の無料化や取扱商品の多さ、数々のポイントキャンペーンが魅力で、顧客満足度調査でも常に上位にランクインしています。
2025年5月時点で口座の開設数が1,400万口座を突破、預り資産残高も約43兆円とオンライン証券で突出しており、第2位の楽天証券を大きく引き離す数字です。



国内No.1は多くの人からの信頼と実績がある証です。
SBI証券のメリット7選


SBI証券には数多くのメリットがあります。
ここでは主なメリットを7つ厳選して紹介しましょう。
口座開設数No.1の信頼感と実績


SBI証券はネット証券で口座開設数No.1を誇っており、信頼感と実績があります。
参考に主な証券会社の口座の開設数を比較しました。
証券会社 | 口座開設数(万口座) | データ計測時 |
---|---|---|
![]() ![]() | 1,400以上 | 2025年5月末 |
![]() ![]() | 1,200 | 2025年1月末 |
![]() ![]() | 273.1 | 2024年12月末 |
ベテランから初心者まで多くの投資家に選ばれているため、その口座の開設数自体が信頼の証となっています。



それに口座数No.1ということは、それだけ多くの人々がお金を預けているってことだから、会社の経営基盤も安定しているはずよ。
もしもSBI証券に信頼と実績がなかったら、今日まで老舗の証券会社として継続できなかったでしょう。
よって口座数国内No.1という肩書きはSBI証券の大きなメリットといえます。
手数料が無料又は業界最安値


SBI証券は株式の売買手数料が無料もしくは業界最安の水準で、コストを抑えたい投資家には大きなメリットになります。



わずかな手数料でも長い目で見ると大きな金額になるので、少額でも無視できませんよ。
具体的にSBI証券の手数料は以下のようなシステムになっています。
NISA口座の場合
まずはNISA口座についてですが、SBI証券のNISA口座では投資信託や国内株式、米国株式、海外ETFの取引手数料が完全無料です。(参考:SBI証券)
SBI証券のNISA口座は、ほとんどの場合手数料は完全無料になる



NISA口座は一人一口座しか開設できないから、どの証券会社で開設するか慎重に選ぼうね。
補足事項
- 国内株式の売買手数料を無料とするには、電子交付サービスの設定が必要。
- 投資信託を成長投資枠で買う場合、インターネットコースのみ無料となる
- 投資信託の取引手数料は無料ですが、信託報酬や信託財産留保額がかかる場合がある。
- S株(単元未満株)の取引はインターネット取引においては手数料無料ですが、一部のコースや電話注文では手数料がかかる場合がある。
- 信用取引は対象外となる。 (参考:SBI証券)
課税口座の手数料体系


次は通常の課税口座の場合です。
SBI証券の手数料体系は「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の2種類があり、どちらかを選んで運用していきます。
以下にそれぞれのプランの特徴と手数料を表にまとめました。
プラン名 | 手数料の計算方法 | 手数料(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|
スタンダードプラン | 1注文の約定代金ごとに手数料が発生 | 5万円まで:55円 10万円まで:99円 20万円まで:115円 50万円まで:275円 100万円まで:535円 150万円まで:640円 3,000万円まで:1,013円 3,000万円超:1,070円 | ・1回の取引金額が大きい場合に有利 ・取引手数料の1.1%分のポイントが貯まる |
アクティブプラン | 1日の約定代金合計に応じて手数料が発生 | 100万円まで:0円 200万円まで:1,238円 300万円まで:1,691円 以降100万円ごとに295円ずつ加算 | ・1日の取引金額が100万円以下の場合、手数料が無料 ・少額取引を頻繁に行う方に有利 |



1日に何度も少額取引を行う投資家にはアクティブプランが有利です。
補足事項
- 新NISA口座での国内株式・投資信託の取引は、プランに関わらず手数料が無料です。
- 25歳以下の特典:25歳以下の方はどちらのプランを選択していても、国内株式の現物取引手数料が無料です。
- ポイント制度:スタンダードプランでは、取引手数料の1.1%分のポイントが貯まり、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントから選択可能です。
手数料が無料!SBI証券の「ゼロ革命」


SBI証券が2023年9月30日から実施した「ゼロ革命」により、一定の条件を満たせばスタンダードプランやアクティブプランでも、手数料が無料となります。(参考:SBI証券のゼロ革命)
以下に手数料が無料となる条件をまとめました。
対象取引 | 手数料無料の条件 | 備考 |
---|---|---|
国内株式(現物取引) | ・インターネットコースまたはインターネットコース(プランC)を利用する ・以下の書面の交付方法をすべて電子交付に設定する ①円貨建のお取引・米株信用のお取引の各種報告書 ②外貨建(米株信用を除く)のお取引の各種報告書 ③特定口座年間取引報告書 | ・左記の条件を満たせば、スタンダードプラン・アクティブプラン問わず手数料が無料になる。 ・ダイレクト、IFA、対面コースは対象外 ・電子交付設定後、原則として郵送への変更は不可 |
国内株式(信用取引) | 同上 | 信用取引には別途諸費用(金利・貸株料等)がかかり、それらは手数料無料の対象外。 |
単元未満株(S株)取引 | 条件なしで手数料無料 | ー |
米国株式・海外ETF | NISA口座の成長投資枠での取引 | NISA口座なら米国株式の個別株及び海外ETFの売買手数料が全て0円 |
米ドル/円リアルタイム為替 | インターネットコース(プランCを除く)の利用 | カスタマーサービスセンターでの注文や、円貨決済による取引など、一部対象外の取引がある。 |
補足事項
- 電子交付サービスの設定方法: 「口座管理」>「電子交付書面」>「電子交付サービス(電子交付書面閲覧サービス)」画面で設定。
- 手数料無料の適用状況確認方法: 「口座管理」>「お客さま情報設定・変更」>「お取引関連・口座情報」>「国内株式手数料 無料/有料」から確認できる。



インターネットコースのプランCって何?



主に金融商品仲介業者(IFA)を通じて口座開設されたお客様向けの取引コースのことです。
このようにSBI証券は「ゼロ革命」を推進しており、投資家に手数料で負担をかけないようにしています。
取扱う金融商品・銘柄数が豊富


SBI証券が取り扱っている金融商品・銘柄数はとても豊富で、投資家に大きなメリットとなります。
なぜなら投資の種類や幅が広いほど、景気や相場状況に合わせた柔軟な運用ができるからです。



例えば景気が暴落した時に、株式にこだわらず安全資産の金などを検討できると助かるわよね。
SBI証券が取扱う主な商品を以下にまとめました。(参考:SBI証券)
商品カテゴリ | 銘柄数・取扱数の目安 | 備考 |
---|---|---|
国内株式 | 約3,800銘柄 | 東証や名証、札証、福証などの上場銘柄をカバー。 信用取引や単元未満株も対応。 |
米国株式 | 約5,000銘柄 | NYSE・NASDAQ上場銘柄を中心に、ETFやADRも取扱う。 |
中国株式 | 約1,000銘柄 | 香港証券取引所メインボード・GEM上場銘柄を中心に選定。 |
その他の外国株式 | 約500銘柄 | 韓国やシンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどの銘柄を取扱い。 |
投資信託 | 2,688本 | ノーロードファンドやインデックス型、アクティブ型など多様な商品を提供。 |
ETF(国内・海外) | 約300銘柄 | 国内外の株式、債券、商品などに連動するETFを取扱い。 |
REIT(国内・海外) | 約60銘柄 | 日本国内の上場REITを中心に、海外REITも一部取扱い。 |
債券 | 約100銘柄 | 個人向け国債、外貨建て債券、社債など多様な債券商品を提供。 |
先物・オプション | 約50銘柄 | 日経225先物、TOPIX先物、オプション取引などを取扱い。 |
eワラント | 約200銘柄 | 株価指数や個別株、為替などを原資産とするeワラントを提供。 |



特に投資信託の取扱本数は業界トップクラスで、2025年4月22日時点で2,688本もあるんだって!
これだけ多彩な金融商品と銘柄数を持つ証券会社は他になく、SBI証券の大きなメリットとなっています。
米国株の投資に向いている


SBI証券のメリットとして、米国株投資に向いている点があります。
その理由は以下のとおりです。
- 米国株の取扱い銘柄数が圧倒的に多い
- 手数料は最低0ドルから、NISA口座なら取引手数料が無料
- 日本円で直接取引できるので為替取引が不要
- 1株から購入可能
- 毎月自動買い付けが可能な積立サービスがある
- 豊富な情報と銘柄スクリーニングツールを提供している
- 約2倍の信用取引が可能
例えば近年は為替手数料や情報面のハードルの高さから米国株投資が懸念されることもありますが、SBI証券の豊富な米国株銘柄とお得な手数料体系があれば、米国株デビューがとても簡単にできます。
このようにSBI証券は米国株に向いているので、国内だけでなく米国も視野に入れて資産運用したい人には大きなメリットとなります。
IPO取扱実績がトップクラス


SBI証券はIPO(新規公開株)取引を行う人には大きなメリットとなる証券会社です。
SBI証券のIPOには以下のような特徴があります。
- IPOの取扱銘柄数が多いので、抽選の機会が多い。
- 取扱実績が業界トップクラスなので、当選するチャンスが多い。
- 「IPOチャレンジポイント」制度があり、抽選に外れるとポイントが貯まり次回以降の当選確率を高めることができる。
このようにIPOに好きな投資家に有利な環境が用意されています。



「IPOチャレンジポイント」ってなに?



IPO抽選に外れると1ポイント付与され、次回IPO抽選時に使用すると当選確率がアップする仕組みです。
ポイントを貯めて使用すれば、大型IPOでも当選するチャンスが増えます。
このようにIPO投資を考えるなら、SBI証券は大きなメリットとなります。
1株単位で売買できる(S株)


SBI証券は「S株(エスかぶ)」という1株単位の単元未満株から買える制度があります。



日本株は通常なら100株単位で買うんだけど、S株のおかげで1株という少額から気楽に買えるのよ。
S株のメリットは以下のとおりです。
- 初心者も少額から安心して取引ができる
- 100株単位では高くて買えなかった銘柄も1株から気楽に買える
- 1株単位で分散投資すればリスク低減になる
- 幅広い購入の仕方ができる
例えばトヨタやソニーのような誰もが知る高価な優良企業でも、1株なら数万円程度ですので、資金が限られる方でも少額で購入できます。



さらにS株は無条件で売買手数料が無料です!



積立購入にも対応してるから、「毎月1株ずつ高配当株をコツコツ買い増す」という戦略もできるわよ!
このようにS株(単元未満株)によって投資戦略が広がる点も大きなメリットです。
ポイント制度が幅広く充実している


SBI証券のポイントサービスは幅広く充実している点が大きなメリットとなります。
ネット証券では各社で独自のポイントプログラムがあって競い合っていますが、SBI証券のポイント制度は以下の点で優れています。
- ポイントの種類が多い
- 貯めたポイントで別の金融商品を購入できる
- クレジットカード決済や投資信託の保有残高など様々な場面でポイントがつく
- 他社と比べても還元率が高水準
このようにポイント制度を上手に活用したい人にとって、SBI証券は最適な証券会社です。



ポイ活も含めてお得に資産運用をしよう!
PTS(夜間取引)に対応している


SBI証券はPTS取引(夜間取引)に対応しており、夜間でも取引できる点が大きなメリットとなります。
なぜならPTS取引ができれば、昼間が忙しくて取引できないサラリーマンでも夜に取引できるからです。



PTSとは取引所を通さない独自の市場のことで、夜間でも取引できるのよ。
- 取引時間の拡大:午後4時30分から午後11時59分まで日本株を取引できる。
- 手数料が優遇される:「ゼロ革命」プログラムの条件を満たせば、PTS取引も手数料が無料。
- 注文方法が制限される:PTS取引では「指値注文」のみが可能で、「成行注文」や「逆指値注文」は利用できない。
- 信用取引の制限:PTS取引では信用取引は利用できず、現物取引のみとなる。



指値注文とは希望する価格を指定して注文する方法のことで、指定した価格にならないと注文は成立しません。
例えば昼間の取引時間外に発表された決算情報や海外市場の急な変動を見て「今すぐ株を売買したい!」と思ったとき、PTSなら次の日を待たずに夜に取引できます。
このように夜間でも取引できるPTSはSBI証券のメリットです。
住信SBIネット銀行との連携で有利になる


SBI証券はグループ会社の住信SBIネット銀行と口座連携することで、資金管理や金利面で有利な特典があります。
- SBIハイブリッド預金により年0.03%の優遇された預金金利が適用される。(参考:円預金金利の改定)
- 口座間の入出金が手数料無料かつリアルタイムですぐに反映される
- 住信SBIネット銀行側でATM手数料や振込手数料の優遇など、連携利用者向けの特典がある



一般の銀行の預金金利よりも優遇されるからとてもお得よ!



入出金は本当にスムーズで、証券口座のお金を現金化したい時はスマホですぐにできるよ。
例えばSBI証券で株を売却して生じた資金が自動でハイブリッド預金に振り替わって高金利で運用されるので、普通銀行の口座より無駄がなくお得です。
よって住信SBIネット銀行との連携による特典は、SBI証券のメリットとなります。
SBI証券のデメリット8選


多くのメリットがあるSBI証券にもデメリットや弱点がいくつかあります。
しかしこれらのデメリットは事前に知って対策していれば大きな問題にならないので安心してください。
それでは主なデメリットを8つ見ていきましょう。
取引ツールの画面が使いづらい


SBI証券の取引ツール画面を「見づらい、使いづらい」と感じる人が多いそうです。
その理由として以下のような口コミが挙がっています。
- サイトに一度に表示される内容が多い
- 他社のツールと比べてデザインが古く、直感的な操作がしにくい
- 必要な情報にアクセスするまでの操作ステップが多い
例えばパソコン用取引ツールである「HYPER SBI」は高度な分析機能がある一方で、ウィンドウやボタンが小さく配置も複雑なため、使いこなすのに時間がかかるでしょう。
またスマホアプリの画面も楽天証券の「iSPEED」などと比べると、「テキストが多くて操作方法が分かりにくい」という声もあります。
よって取引ツールの画面が見づらい点はSBI証券のデメリットの一つです。



使いやすさよりも情報量や知識をたくさん求める人には向いているかもしれないわね!



慣れるまではサポートページや初心者ガイドを参考にするといいかもね。
アプリが別々で管理しづらい


SBI証券ではスマホアプリが日本株と米国株で別々になっており、管理しづらいというデメリットがあります。
なぜなら他のネット証券では一つのスマホアプリで国内株も外国株も取引できますが、SBI証券の場合は複数のアプリを起動させる手間が生じるからです。



スマホで1日の総資産を見たい時に、日本株と米国株を別々で確認するのは手間だよね。
もしも日中に日本株をトレードし、夜に米国株をトレードしようとすると、二つのアプリを個々に使い分ける必要があるので、1個で完結させたい人には不便に感じるでしょう。
このようにSBI証券は日本株と米国株が別々になって管理しづらい点がデメリットです。



私のように米国株を主でやっている投資家には、分かれていた方がわかりやすくて良かったです。
メンテナンスが頻繁にあり売買しづらい


SBI証券はシステムメンテナンスが頻繁にあり売買しづらい点がデメリットとなります。
なぜならメンテナンス時は一切の売買やログインができないので、利用者は「またメンテで使えない…」とストレスを感じることもあるでしょう。



セキュリティ強化やサービス向上のためにどうしてもメンテナンスが多くなるそうです。
具体的にメンテナンスは市場が休止している土日や、深夜帯から早朝にかけてが多いので、日中忙しくて深夜に口座状況を確認したいと思っても、タイミングによっては「メンテナンス中」の表示で見られないこともあります。
過去には相場が急変したタイミングでメンテナンスが入り「相場急変時にログインできなくて困った」というユーザーもいるようです。
よってシステムメンテナンスが多い点はSBI証券のデメリットといえます。



SBI証券は口座数が多く機能も充実してるから、安全性を維持するためにメンテナンスは必要なのよ。
情報量が多すぎる


SBI証券のサイト画面や取引画面は情報量が多すぎる点がデメリットとなります。
それは余分な情報も目に入って整理ができなくなり、初心者は必要な情報を選ぶ作業が増えるからです。
例えばアプリの「HYPER SBI」では以下のような情報が一度に表示されます。
- マーケットニュース
- 市況コメント
- 銘柄レポート
- 決算情報
- リアルタイム株価
- テクニカルチャート分析ツール
- 口コミ情報掲示板



一度に画面上にこれだけの情報が出てきたら訳わからなくなるよね。
初心者にとっては何が重要なのか選択が難しく、混乱するでしょう。
よってサイト画面や取引画面の情報量が多すぎる点がデメリットとなります。



スキルを磨けば、いずれは「情報は少ないより多いほうがいい」と感じるかもしれませんね。
IPOが当選しづらい





理解を深めるためにIPOについて説明するわ。
- 各証券会社に割り当てられた株数を抽選で希望者が購入できるシステム
- 未公開株なので上場後すぐに値段が上がりやすい特徴がある
SBI証券はIPO(新規公開株)が当選しづらいデメリットがあります。
なぜならSBI証券の利用者数が多いので応募者数も必然的に多くなり、当選確率が低くなるからです。
もしも話題性抜群の大型IPOがあったとしても、SBI証券ではごく一部の人しか当選できないでしょう。
このようにSBI証券ではIPOが当選しづらいデメリットがあります。



実際にネット上で「SBIはIPO全然当たらない」という声もあるんだって。



SBI証券ではその状況を補うために、落選するたびに「IPOチャレンジポイント」が貯まり、次回当選しやすくなるシステムがあります。
デモ取引ができない


SBI証券は株式の模擬売買ができるデモ取引機能が無いため「とりあえず練習で購入したい」という初心者にはデメリットとなります。
もしも他の証券会社のようにデモ取引があれば、お金を払うリスクを冒さないで注文から取引まで体験できますが、SBI証券では実際にお金をやり取りする以外に経験値を積む方法がありません。
このようにSBI証券ではデモ取引機能がないので、初心者にとってデメリットとなります。



実際に取引してみると、わからない言葉とか色々出てくるからデモ取引で練習したい人もいるよね。



その代わりSBI証券では1株取引など少額から試せる環境が整っており、代用が可能です。
再投資できないポイントがある
SBI証券ではポイントサービスが充実していますが、ポイントの種類によって再投資ができないポイントがあります。(参考:SBI証券)



2025年5月時点で再投資ができるポイントは以下の2つだけです。
- Vポイント
- Pontaポイント
つまり上記以外のポイントを入手して投資商品を購入しようと思っても購入できないことになります。
このようにポイント還元自体は大きなメリットですが、ポイントの種類により制約があるデメリットは覚えておきましょう。



再投資できないポイントは生活費に充当して浮いた現金を投資に回すな別の方法で有効活用しましょうね。



今後の対応次第で再投資できるように改正されるかもしれないよ。
サポート体制が課題


SBI証券は利用者数がとても多い分、サポート体制に課題があるとの声があります。
その理由はネット証券は店舗を持たない代わりにWEBや電話でのサポートだけが頼りとなりますが、顧客数が多いSBI証券は一人ひとりに手厚い対応をするのが難しいのでしょう。
例えばNISAやIPOの手続きについて電話で問い合わせしようとしたところ、平日日中でも電話が繋がるまで数十分待ったという話があります。
またログインIDやパスワードを忘れてしまった際の再発行手続きでも、コールセンターが混み合って困った事例もあるようです。
このようにSBI証券の弱点としてサポート体制に課題がある点は覚えておきましょう。



最近ではAIチャットボットによる24時間対応も導入され、基本的な質問なら即時回答が得られるそうです。
ポイント還元制度の仕組み


SBI証券の魅力の一つに充実したポイント還元制度があります。
いくつかの仕組みがありますのでここで整理してみましょう。



上手に活用すれば、銀行金利をはるかに上回るリターンをポイントでもらえるのでしっかりと理解しましょう。
クレジットカード決済によるポイント還元


SBI証券では三井住友カードのクレジットカード決済で投資信託を積立て購入するとポイント還元が受けられます。
以下にカードの種類によるポイント付与率などをまとめました。
カード名 | 年会費(税込) | 年間カード利用額 | ポイント付与率(クレカ積立) | 月間積立上限額 | 年間最大付与ポイント数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 無料 | 10万円以上 | 0.5% | 10万円 | 6,000pt | 10万円未満は0% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円 | 100万円以上 | 1.0% | 10万円 | 12,000pt | 10万円以上100万円未満は0.75%、10万円未満は0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 500万円以上 | 3.0% | 10万円 | 36,000pt | 300万円以上500万円未満は2.0%、300万円未満は1.0% |
Oliveフレキシブルペイ(一般) | 無料 | 10万円以上 | 0.5% | 10万円 | 6,000pt | 10万円未満は0% |
Oliveフレキシブルペイ ゴールド | 5,500円 | 100万円以上 | 1.0% | 10万円 | 12,000pt | 10万円以上100万円未満は0.75%、10万円未満は0% |
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード | 33,000円 | 500万円以上 | 3.0% | 10万円 | 36,000pt | 300万円以上500万円未満は2.0%、300万円未満は1.0% |
※注意
- 1年間のカード決済金額が年間カード利用額に満たないと上記ポイント率で付与されない。
- 投資信託の決済金額は年間カード利用額に含まれない。



三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイは何が違うの?



機能などで違いがあります。
以下の表を見てください。
三井住友カード(NL) | Oliveフレキシブルペイ | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
国際ブランド | VisaまたはMastercard | Visaのみ |
決済機能 | クレジットのみ | クレジット、デビット、ポイント払い |
支払口座 | 任意の金融機関を指定可能 | 三井住友銀行のみ |
ポイント還元率 | 最大15.5%(条件達成時) | 最大20%(条件達成時) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) | 海外旅行傷害保険(利用付帯)、選べる特典あり |
家族カード | 発行可能 | 発行不可 |
アプリでの管理 | Vpassアプリ | 三井住友銀行アプリで一括管理 |
このようにクレジットカードの種類や利用額に応じてポイントが付与されます。
例えば毎月5万円を三井住友カードゴールド(NL)で積立てすると、1.0%のVポイントが貯まるため毎月500円相当のポイントがつき、12ヶ月で年間上限の6,000ポイントがつくことになります。



貯まったポイント(Vポイント)はカード請求額への充当や景品交換に使える他、SBI証券での投資信託買付にも充当可能です。



つまりポイントでまた投資信託を買えば、ポイントで複利運用しているのと同じことになるのね。
クレカ積立によるポイント還元は、SBI証券を利用する上で是非押さえておきたい仕組みです。
口座開設時にはぜひクレカ積立も一緒に始めてみてはいかがですか。
投資信託の保有残高によるポイント還元
SBI証券では投資信託を保有しているだけで毎月ポイントがもらえる「投信マイレージサービス」があります。(参考:投信マイレージ)
年率で換算すると0.1%~0.2%程度と高くはありませんが、「持っているだけでポイントが貯まる」というメリットはとても嬉しいですね。



銀行預金金利と比べればかなりお得です。
付与率は銘柄によって異なり、SBI証券が選定するSBIプレミアムセレクト銘柄は高還元率になるなどの優遇があります。
投信マイレージの具体的な付与率は以下の通りです。
- 通常銘柄 … 年率0.1%(月間平均保有額1,000万円以上なら0.2%)
- SBIプレミアムセレクト銘柄(優遇ファンド) … 年率0.15%(同1,000万円以上なら0.25%)
- その他指定銘柄 … 年率0.05%など低率(対象外もあり)
例えば通常銘柄の国内株式インデックスファンドを100万円分保有していると、年0.1%で年間1,000円相当のポイントがもらえます。
これらポイントは基本的にPontaポイントやVポイントとして毎月付与され、SBI証券に連携登録しておけばそのまま投資に再利用できます。
SBI証券の「投信マイレージサービス」はとても有効なので覚えておきましょう。



投資信託の積立ポイントと、保有ポイントの二重取りも可能よ!
手数料のポイント還元
SBI証券では株式売買手数料に応じてポイントが付与される仕組みがあるため、実質的に手数料キャッシュバックを受けているのと同じ効果があります。
具体的には国内株式の現物株売買やPTS取引の手数料合計額に対して1.1%相当のポイントを付与しています。(参考:国内株式手数料マイレージ)



ただし、手数料が無料になる「ゼロ革命」の人はポイント付与の対象外です。
例えば「スタンダードプラン」で国内株を売買し、1日合計で手数料1,000円を支払ったとすると、翌月に11ポイントが付与される計算ですね。
また住信SBIネット銀行や三井住友カードからの紹介で口座開設した場合はこの還元率が3倍の3%になります。(参考:SBI証券Vポイントサービス)
このように手数料に対してポイント還元があることも覚えておきましょう。
【見逃しNG】SBI証券のポイントキャンペーン


SBI証券ではお得なキャンペーンを開催しております。(参考:SBI証券ポイントキャンペーン)
主なキャンペーンを見ていきましょう。



キャンペーン名をクリックすると詳細をチェックできるわ。
キャンペーン名 | 獲得ポイント | 終了時期 |
---|---|---|
SBI証券デビュー応援プラン | 最大16,600円相当のVポイント | 未定 |
LINEでNISA紹介プログラム | 最大15,000ポイントの「giftee Box Select」ポイント | 未定 |



キャンペーンは受けようとした時に終了している可能性があるので、SBI証券公式ページや三井住友カード公式ページでその都度チェックしましょう。
SBI証券デビュー応援プラン(最大16,600円相当のVポイント)


「SBI証券デビュー応援プラン」は所定の条件を満たすと、なんと最大16,600円相当の三井住友カードVポイントがもらえます(参考:デビュー応援プラン詳細)
このキャンペーンは三井住友カードとSBI証券の提携による新規顧客獲得キャンペーンで、3段階でポイントが付与される仕組みになっています。
キャンペーン概要 |
1:三井住友カードのホームページからエントリー後、SBI証券で口座開設し、Vポイント認証させる(100ポイント) 2:SBI証券でクレカ積立てを設定する(最大2,500ポイント) 3:SBI証券でクレカ積み立てを継続し、対象商品を取引する(最大14,000ポイント) |
付与ポイント |
最大16,600ポイント |
エントリー |
必要 |
終了期日 |
未定 |
適用条件 |
三井住友カードでキャンペーンにエントリーした後、SBI証券で口座開設し、三井住友カードでVポイント認証 |



この下の手順で進めればポイントがもらえるよ!
具体的な手順
「三井住友カード仲介口座の開設手続き」からSBI証券総合口座を開設する



この時点で100ポイントがもらえるよ。
投資信託をクレカ積立てで購入すると、利用金額に応じたVポイントがもらえる



この時点で最大2,500円分のVポイント(利用額の5%が上限)がもらえるよ!
口座開設月の3ヶ月後10日までクレカ積立てを継続し、その間に以下の表の対象取引を購入すると、取引金額に応じてVポイントが付与されます。
対象取引 | 取引金額 | 特典付与率 | 最大特典付与数 |
---|---|---|---|
投資信託スポット | 合計3万円以上 | 1% | 1,000ポイント |
国内株式(現物) | 合計3万円以上 | 1% | 1,000ポイント |
米国株式(現物) | 合計200USD以上 | 8% | 8,000ポイント |
債券(円貨建・外貨建) | 円貨建:10万円以上 外貨建:金額の指定なし | 4% | 4,000ポイント |



対象取引で最大14,000分のVポイントがもらえるよ!
※注意
- 「投資信託スポット」とは、投資信託を自分の好きなタイミングで一括購入する方法。
- 口座開設日から口座開設月の3カ月後10日までに約定された「合計買付金額-合計売却金額」で判定。
※注意
- Vポイント以外のポイントは対象外。
- ポイントは口座開設月の5ヵ月後の10日頃に付与
- すでにSBI証券の口座を持っていた場合、三井住友カードの仲介口座に変更しても対象にならない。
- すでに持っていたSBI証券の口座を解約し、再度開設した場合も対象にならない。
- ポイントの有効期限は、ポイント利用(貯める・使う・交換する)の度に1年間自動で延長される。
LINEでNISA紹介プログラム(最大15,000ポイント)


紹介者がLINEアカウントの専用リンクより本キャンペーンを紹介し、紹介された人がSBI証券の証券総合⼝座を開設、さらにNISA口座を開設すると紹介者に1名当たり5,000円分の「giftee Box Select」のポイントが付与されます。
このキャンペーンは最大で3人分、合計15,000円分のポイントがプレゼントされるキャンペーンです。(参考:LINEでNISA紹介プログラム)



「giftee Box Select」って何?



株式会社ギフティが提供するデジタルギフトサービスです。
受け取ったポイント内で1,000種類以上のラインナップから好きな商品を自由に選んで交換できます(参考:giftee Box)
キャンペーン概要 |
1:紹介する人がスマホでキャンペーンにエントリーする(参考:キャンペーンエントリー) 2:gifteeのLINEアカウント「gifteereward」を友達追加する 3:紹介される人へリンクを共有し、リンクからSBI証券口座とNISA口座を開設すると5,000円分ギフトポイント |
付与ポイント |
一人紹介につき5,000ポイント(最大15,000ポイント) |
エントリー |
必要 |
終了期日 |
未定 |
適用条件 |
LINEのリンクから紹介された人がSBI証券口座とNISA口座を開設する |
※注意
- 紹介する人がSBI証券の口座を持っていなくてもできる
- 既にSBI証券に総合口座を持っている人は対象外となる
- 他社でNISA口座を持っている人でも、SBI証券の総合口座を新規開設し、NISA金融機関変更をした人は対象となる
- ポイントは紹介された人が条件を達成した翌月末頃に紹介者のLINEアカウントに付与される。
その他の証券会社と比較
口座の開設数No. 1と知名度の高いSBI証券ですが、他社と比較するとどうでしょう。
ここでは主要なライバルである「楽天証券」や「マネックス証券」およびその他ネット証券全般と比較してみます。
楽天証券との比較


楽天証券は独自のポイント制度である楽天経済圏や優れたアプリを持ち、SBI証券とは少し違った強みがあります。
SBI証券と楽天証券の主な違いをまとめました。
比較項目 | ![]() ![]() SBI証券 | ![]() ![]() 楽天証券 | 備考 |
---|---|---|---|
手数料・コスト | ・国内株式手数料無料(電子交付設定時) ・住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を実質0.04円に抑える方法あり | ・国内株式手数料無料(ゼロコース選択時) ・楽天ポイント還元が豊富 | ・両社とも手数料無料化を進めており大差はないが、為替手数料ではSBI証券が若干有利 |
取扱商品・銘柄 | ・外国株式対応国数9ヵ国 ・IPO取扱実績年間90社超 | ・外国株式6ヵ国 ・IPO実績年間60社超 | ・外国株式の対応国数やIPO取扱実績ではSBI証券が優位。 ・両社ともNISAやiDeCoに対応 |
ポイント・サービス | ・Vポイントなど様々なポイントを選択可能 ・投資信託の保有残高と積立額に応じて付与 ・投信積立のクレカ決済の還元率0.5%~3.0% | ・楽天ポイントを提供 ・投資信託の保有残高と積立額に応じて付与 ・投信積立のクレカ決済の還元率0.5%〜2% | ・楽天証券は楽天経済圏でのメリットが大きい ・SBI証券は多様なポイントから選択できる 年会費0円のクレカの還元率は同じ(楽天証券は代行手数料(年率)0.4%未満のファンドの場合) |
ツール・使い勝手 | ・HYPER SBI 2を提供 ・WEBサイトは情報量豊富だが、やや複雑との指摘もあり ・スマホアプリ「SBI証券アプリ」の使い勝手向上 | ・マーケットスピードIIを提供 ・初心者向けのナビページや情報コンテンツが充実 | ・楽天証券は初心者に優しい設計 ・SBI証券は情報量が豊富で、アプリの使い勝手も向上 |



まとめると以下のような違いがあるわ。
- 楽天証券はポイント還元や楽天経済圏との連携で優位
- SBI証券は外国株式の対応国数やIPO取扱実績で優位
もしも証券口座の開設時に、普段利用するポイントが楽天ポイントであった場合、SBI証券よりも楽天証券の方がユーザーにとって有難い証券会社になるでしょう。
マネックス証券との比較


SBI証券とマネックス証券の比較では総合力や規模ではSBI証券が上回りますが、マネックス証券は投信積立てのポイント還元率や米国株機能で差があります。
SBI証券とマネックス証券の主な違いを表にまとめました。
比較項目 | ![]() ![]() SBI証券 | ![]() ![]() マネックス証券 | 備考 |
---|---|---|---|
外国株取扱数 | ・米国株:約6,000銘柄 ・中国株や香港、上海、など外国株式対応国数9ヵ国 | ・米国株:約5,000銘柄 ・中国株:香港証券取引所上場のほぼ全銘柄 | ・SBI証券は9カ国の外国株を取り扱う ・マネックス証券は中国株の取扱数が豊富 |
少額投資 | 米国株の端株取引が可能(S株USA・1株未満から取引可) | 米国株の端株取引が可能(0.1株から) | どちらも少額からの米国株投資に対応 |
投資情報・ツール | ・米国株スクリーナーやSBI証券の「米国株式銘柄分析ツール」 ・業績・チャート分析も可能 | 「マネックス銘柄スカウター」や米国株専用アプリなど、高機能ツールを提供 | マネックス証券の「マネックス銘柄スカウター」はTradingView搭載で米国株投資家から支持されている |
手数料・コスト | ・手数料無料(ゼロ革命) | ・手数料は定額制で有料 | ・SBI証券のゼロ革命により手数料は無料が多い |
ポイントサービス | ・Vポイントなど様々なポイントを選択可能 ・投資信託の保有残高と積立額に応じて付与 ・投信積立のクレカ決済の還元率0.5%~3.0% | ・dポイントを提供 ・投資信託の保有残高と積立額に応じて付与 ・投信積立のクレカ決済の還元率1.1% | ・マネックス証券はクレカ積立ての還元率が業界最大の1.1% |
大きな違いはマネックス証券は年会費無料のカードでもクレカ積立ての還元率が業界最大の1.1%(上限金額は毎月50,000円)となっています。
ポイントを重視する人はマネックス証券を選択すると良いでしょう。



まとめると以下のような違いがあるわ。
- SBI証券はポイントや手数料を抑えたい人に向いている
- マネックス証券は外国株の高度な分析ツールを使いたい人やクレカ積立のポイント還元を重視する人に向いている



例えば「基本取引はSBI証券で経費を抑えつつ行い、情報入手はマネックス証券で主に行う」など、証券口座を2つ開設して各社のメリットを取る方法も有効です。
他のネット証券との比較
ここまで説明した証券会社以外にもいくつかのネット証券があります。
それぞれの主な特徴をまとめてみました。
証券会社 | 特徴・強み | 手数料・ポイントサービス | 備考 |
---|---|---|---|
![]() ![]() 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | ・KDDI傘下でPontaポイントが貯まる ・投信積立のau PAYカード決済で1%還元(上限5万円) ・auやUQモバイル利用者向けのポイントアップ特典あり。 | ・国内株式手数料はワンショット手数料コースと1日定額手数料コースから選択可能 ・現物取引手数料は無料ではないが、信用取引手数料は無料化。 | au経済圏を活用するユーザーに適している |
![]() ![]() 松井証券 | ・老舗で独自色が強い ・1日の株式約定代金合計が50万円まで手数料無料(1日定額制) ・信託報酬実質値引きサービス(投信毎月ポイントバック)を提供 ・投資信託の保有残高に応じて最大1%のポイント還元 | ・ポイントは松井証券独自ポイントでAmazonギフト券等に交換可能。 | 安定したシステムと丁寧なサポートに定評がある |
![]() ![]() DMM株 | ・株式手数料の安さが特徴 ・国内株式の現物取引手数料は55円~と低コスト ・25歳以下の顧客は実質0円で取引可能 ・国内信用取引手数料は無料。 | 投資信託やNISAには非対応 | シンプルで低コストを追求する投資家に適している |
![]() ![]() PayPay証券 | ・スマホ特化で少額投資に強み ・米国株を1,000円から購入可能 | ・取扱銘柄数が限定的で、中上級者向きではない | ・メイン口座というよりサブ口座としての方が使い勝手が良い |
![]() ![]() 岡三オンライン証券 | 高機能ツール「岡三ネットトレーダー」を提供 | 国内株手数料は定額プランなら、1日の取引金額合計200万円まで0円(現物100万円+信用100万円) | 情報ツールが充実しており、アクティブトレーダーに適している |
このようにネット証券各社の強みが異なります。
SBI証券は総合力が高いサービスを提供していますが、自分が求めるニーズ次第では他社の方が適している場合もあるかもしれません。
このようにSBI証券と他のネット証券を比較すると、総合力ではSBI証券が優位ですが、他社はニッチな強みを重視しながら差別化している状況です。
もし他社のサービスに興味があれば、サブ口座として併用するのがおすすめです。



口座は一つに絞る必要はありません。
複数の口座を作って比較しながら使い、最終的にメイン口座を決めるのも良いでしょう。
次の項目ではSBI証券が向いている人や向かない人を整理しますので、自分に合うか改めてチェックしてみましょう。
SBI証券が向いている人


これまでの内容を踏まえて、SBI証券が向いている投資家タイプを挙げていきます。
商品数が豊富な証券会社を求める人


SBI証券は金融商品の数が豊富さを求める人に向いています。
なぜならSBI証券の金融商品は、株式からFXまで国内トップクラスの商品数があるからです。
例えば最初は国内株と投資信託だけやっていた人が、「米国株にも挑戦したい」「iDeCoもやりたい」など考えた時に、SBI証券だけで全て実現できるでしょう。
よってSBI証券は商品数が豊富な証券会社を求める人に向いています。



多くの人が最初は株式だけと思っていますが、慣れてくるといずれは違った投資商品にもチャレンジするようになりますよ。
ポイントを使って投資したい人
SBI証券は貯めたポイントを投資に回したい人に適しています。
なぜならSBI証券はポイントを再投資する上で必要な環境が整っているからです。
- 利用者が多いVポイントやPontaポイントをそのまま再投資できる
- 通常購入でポイントが自然と貯まりやすいシステムになっている



ポイントで投資した方が現金を使うより気持ち的にも楽だね。
例えばSBI証券のクレカ積立などで入手したVポイントを投資に回せば、現金以外の方法で資産がドンドン増加するポイント循環が生まれるでしょう。
よってSBI証券はポイントも効率よく投資に回したい人に適しています。
投資初心者の人
SBI証券は投資が未経験な初心者に向いています。
- 単元未満株「S株」により少額から安心して始められる
- 仮に何か困ったときも利用者が多い分ネット上の情報やサイト内Q&Aが豊富
- ゼロ革命により取引手数料無料だから損失が出にくい
例えばこれから投資を始める人は、つみたてNISAで毎月3,000円位の金額から投信積立をスタートし、同時に単元未満株で有名企業株を1株買ってみるなど無理なくデビューできます。
また初心者のうちは現物取引手数料無料なので、仮に売買を頻繁に練習してもコストがかかりません。
よってSBI証券は投資が未経験な初心者に向いています。



証券口座は複数作っても問題ないわ。
最初の証券口座選びで迷ったら、信頼も実績もあるSBI証券から始めてみたらどうかしら?
多くのポイント還元を受けたい人
ポイント還元をたくさん受けたい人には、SBI証券が向いています。
なぜならSBI証券はクレカ積立や保有残高ポイント、手数料ポイントまで様々な形でポイントバックが得られるからです。
例えば毎月5万円を三井住友NLカードでクレカ積立(0.5%還元)すれば年間3,000ポイント獲得、さらに年間平均100万円の投資信託保有残高(0.1%還元)で1,000ポイントで、合計すると年間4,000ポイント以上は貯まります。(参考:SBI証券)
クレカ積立のポイントと投資信託保有残高のポイントは併用できる
よって多くのポイント還元を受けたい人にはSBI証券が向いています。



さらに各種キャンペーンを使えば、もっともっとポイントが増えるわよ!
取扱う銘柄数で選びたい人
取り扱う銘柄数の多さで証券会社を選びたい人には、SBI証券がおすすめです。
なぜならSBI証券は上場株式の銘柄数や投資信託本数、海外ETF種類などいずれもトップクラスで、「買えない銘柄がない」と言っても過言じゃないですよ。



SBI証券なら「あの銘柄買いたいけど取扱ってない」なんて事態が起きにくいよ。
例えば日本株の取扱銘柄数は東証上場銘柄ほぼ100%カバー、投資信託は業界最多の2,600本超え、米国株は5,000銘柄以上もあります。



新規上場の銘柄の取扱いも早く、上場初日から買えることも多々あります。
よってSBI証券は取り扱う銘柄数で選びたい人に向いています。
取引回数が多い人
取引回数が多い人にもSBI証券は向いているでしょう。
理由はまず「ゼロ革命」により売買手数料が無料なので、取引回数を気にせず行えるからです。
例えば1日に何度も売買を繰り返すアクティブトレーダーにとっては手数料だけでも重荷となりますが、SBI証券なら手数料無料のため回数を気にせず売買できます。
よって取引回数が多い人こそSBI証券が向いているでしょう。
SBI証券をおすすめしない人
一方でSBI証券をおすすめしない・向いていないタイプの人もあります。
以下にどのような人に向いていないか解説します。
スマホでの取引操作が苦手な人
スマホでの取引操作が苦手な人あるいはシンプルな画面でないと戸惑う人には、SBI証券はやや不向きかもしれません。
なぜならSBI証券のスマホ取引においては以下のような特徴があるからです。
- 一つの画面に飛び込んでくる情報量が多く、整理しづらい
- アプリが複数あり、個別に開いて管理する必要がある



機能や情報としては豊富なんだけど、シンプルでやりやすい方が好きな人には向いてないね。
例えば高齢な投資初心者がスマホで株を買おうと思った際に、アプリ画面の複雑さに「どこを押せば株が買えるの?」などと戸惑ってしまうこともあるでしょう。
よってスマホでの取引操作が苦手な人などは、SBI証券は向いていません。
IPO投資に力を入れたい人
IPO投資(新規公開株)に力を入れたい人はSBI証券だけでは難しいでしょう。
なぜならSBI証券は口座開設者が多い分、応募者が多すぎて当選しづらくなるので、IPO狙いだけの人には非効率にもなりえます。
例えば年間30件くらいのIPOに申し込んだとしても、SBI証券だけでは0または1件ほどしか当選しないかもしれません。
よってIPO投資に力を入れたいならば、SBI証券だけでは難しく、他の証券会社も併用しながら当選しやすくした方がいいでしょう。



マネックス証券のIPOなら完全平等方式の独自システムとなっており、資金が少なくても当選しやすくなっています。
デモ取引で練習したい人
デモ取引でじっくり練習してから実戦に臨みたい人には、SBI証券は向きません。
なぜならSBI証券にはデモ取引の機能がないからです。
もしもすぐに取引するのが不安でデモトレードから練習したい人は、デモトレード機能がある他社を利用する必要があります。
ここで他の証券会社のデモ取引についてみていきましょう。
証券会社 | デモ機能の有無 | デモ機能の名称 | 対象金融商品 | デモの特徴 | 実取引ツールとの連携 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() | あり | 楽天FXデモ、らくオプデモ | FX、CFD、BO(株は注文操作のみ) | リアルレート使用、仮想資金500万円、登録簡単 | 実取引ツール(マーケットスピードFX等)で体験可能 |
![]() ![]() | なし | (バーチャルトレードクラブ) | (以前は株式・FX) | 過去に提供していたが終了した | 過去は同一UIで提供。現在提供なし |
![]() ![]() | なし | - | - | 提供なし。少額実取引を推奨 | - |
![]() ![]() | あり | FXデモ取引 | FX | リアルタイムレート、仮想資金1000万円、本番同様UI | FXスマホアプリで本番と同一操作 |
![]() ![]() | あり | DMM FX デモ取引 | FX | 登録簡単、PC/スマホ対応、3ヶ月有効 | PC/スマホツールで実取引と同様 |
![]() ![]() | なし | - | - | 提供なし。1,000円からの少額投資対応 | - |
![]() ![]() | あり | 岡三アクティブFX デモトレード | FX(店頭) | 仮想資金300万円、365日利用可、本番と同一画面 | PC/スマホ/iPad向けに専用デモツールあり |
このように他の証券会社でもデモ取引の有無が分かれており、中にはマネックス証券のように廃止した企業もあります。



デモ取引で練習するよりも少額で取引する方が、最悪損をしても痛手にならないですし、経験も身につくのでおすすめです。
このようにデモ取引で練習したい人には、SBI証券は向きません。
SBI証券の口座開設の手順
SBI証券の口座開設はオンラインで完結し、最短で翌営業日に取引開始できるスピーディーな手続きです。
全ての手続きをネット上で完結できて、申込みフォームも項目ごとに丁寧なガイドがあるため、初心者でも迷わず入力できます。
以下に申し込みの手順をまとめました。
- SBI証券の公式サイトから「口座開設」ボタンをクリック。
- 氏名・住所・マイナンバー・勤務先などの基本情報入力フォームに進む。
- 特定口座(源泉徴収あり/なし)やNISA口座開設の有無も選択。
- 本人確認書類として、運転免許証やマイナンバーカードをスマホで撮影しアップロード。
- すべて入力・送信すると、SBI証券側で審査が行われ、通常1~2日でメールにて口座開設完了のお知らせが届く。初回ログイン用のパスワードはメールや本人限定郵便で通知される。
- ログイン後、取引パスワード設定や受取方法設定、入金用口座の指定などを完了すれば、取引が開始できる。
このようにSBI証券の口座開設はとても簡単でネット上で全て行えます。



特定口座やNISA口座の指定、SBI証券で一番便われてる住信SBIネット銀行の開設も、全てネット上でできるわ。



口座開設だけなら無料なので、気軽に申し込んでみてはどうですか?
必要書類だけ手元に用意して進めればスムーズに完了します。
よくある疑問・質問
SBI証券に関してよくある疑問や質問をQ&A形式でまとめます。
証券会社選びや口座開設にあたって不安に思うポイントを解消しましょう。
証券会社が倒産すると保有資産はどうなるの?
SBIが倒産してしまった場合、保有資産はどうなるのか?
実は仮に証券会社が倒産してしまっても、基本的には顧客の保有資産(株式や預り金)は戻ってくるんですよ。
なぜなら法令により証券会社は顧客資産を自社資産と分別管理する義務があり、倒産時には顧客へ返還されるからです。
それでも万一不足が生じた場合は、日本投資者保護基金により1人あたり最大1,000万円まで補償されます。【参考:日本投資者保護基金】
このように、もしもSBI証券が潰れたとしても、預けた株式や現金は原則戻ってくる仕組みとなっています。



銀行預金は1,000万円までの預金分しか戻ってこないので、証券会社の余力に預け入れた方が安心かもしれませんね。
初心者にも利用しやすい?
SBI証券は初心者にも利用しやすいのか。
SBI証券は初心者向けガイドやサポート体制が充実しており、初心者に安心の環境が整っています。
例えば初めてでもスムーズに取引まで行えるように、サイト上に「はじめてガイド」や動画マニュアルが用意されているんですよ。
またS株により1株と少額から投資できるため、練習感覚で始められます。



手数料も無料だから、これほど初心者が使いやすい環境はないよね。
よってSBI証券は初心者にも利用しやすい証券会社といえるでしょう。
セキュリティ対策は大丈夫?
情報漏洩の心配は誰もが思うところですね。
最近のニュースでよく耳にするのは、証券会社から顧客のログインIDやパスワードが盗まれ、不正売買の被害に遭っていることです。
そこで各社どのようなセキュリティ対策を行っているの見ていきましょう。
証券会社 | 情報流出事案の詳細 | 被害者への対応 | セキュリティ強化策 |
---|---|---|---|
![]() ![]() SBI証券 | 2025/3/31発表:フィッシング詐欺やマルウェアにより顧客のログインID/パスワードが盗まれ、不正売買が発生 | 顧客へ状況を確認し、損失があれば金融商品取引法に基づき補償検討 | 2025/5/31からデバイス認証とFIDO認証の導入義務化 |
![]() ![]() 楽天証券 | 2025/3月下旬発表:メールフィッシング等で顧客ID/パスワードが窃取され、中国株の空売り含む不正取引が発生 | 補償手続きの詳細について、2025年5月中旬以降に不正取引に遭った全ての顧客へ連絡が行われる予定 | ログイン追加認証サービスの導入義務化 |
![]() ![]() マネックス証券 | 2025/2月:フィッシングメールで偽サイトに誘導され、ログインID/パスワードの窃取被害が確認されたと注意喚起 | 偽サイトで情報入力した場合、速やかにパスワード変更を案内 | 任意の2段階認証など一般的対策あり |
![]() ![]() | 情報流出報告なし | なし | 登録済み端末以外からのログインを制限するデバイス認証を導入 |
![]() ![]() 岡三証券 | 情報流出報告なし | なし | 2025年1月に個人情報入力画面でブラウザ「戻る」ボタンを無効化する対策を導入 |
![]() ![]() | 情報流出報告なし | なし | 通常の2FA導入など |
![]() ![]() 松井証券 | 情報流出報告なし | なし | フィッシング詐欺注意喚起をウェブサイトで案内 |
![]() ![]() PayPay証券 | 情報流出報告なし | なし | 出金先変更時にSMS認証で本人確認を実施 |
- デバイス認証
普段使っていない端末(スマートフォン・パソコンなど)からアクセスした場合に、その端末を信頼できるかどうか本人確認する機能 - FIDO認証
公開鍵暗号方式。認証情報(秘密鍵)はユーザーの端末内だけに保存され、ログイン時には端末上で指紋・顔認証などを使って秘密鍵で認証する仕組み。パスワードは一切使用しないのでセキュリティ性が高い。



SBI証券ではデバイス認証とFIDO認証の設定をしなければ、ログインもできなくなりました。



FIDO認証はスマホなどのデバイス1台につき1口座しか登録できないけど、この問題は2025/6までに対策するそうよ。
このようにSBI証券は自社のセキュリティ被害に関して素早く対応をしているため、今後も安心して取引を行えるでしょう。



それでも自分の口座が不正アクセスに遭わないために、パスワード管理の徹底や不正メール対策をしましょう。
まとめ
この記事ではSBI証券のメリットやデメリット、そして他社と比較した特徴をまとめました。
これらを総じてSBI証券の注目ポイントは以下のとおりです。
- 口座数No.1の安心感と実績で信頼できる
- 「ゼロ革命」による手数料無料がとても魅力
- 初心者でも始めやすく、安心して取引できる環境が整っている
- 豊富な商品ラインナップで投資家のスタイルに柔軟に対応できる
- ポイント還元制度が充実し、多種多様なポイントを扱っている
- 情報量が多く、やや使いづらい面もあるが情報入手がしやすい
- IPO投資は当選しにくいが、「IPOチャレンジポイント」が貯まるので次回当選しやすくなる
- デモ取引がないため、少額取引で練習するのが良い
このようにSBI証券は初心者からベテラン投資家のニーズまで幅広く対応しており、バランスの取れた証券会社です。
もしも証券口座をどこで開くか悩んでいるなら、迷わずSBI証券から始めてみましょう。



口座は無料で開設できます。
今ならポイントキャンペーンも開催してるので、お得に始められますよ。
おすすめの「三井住友カード×SBI証券のデビュー応援プラン」を一度見て検討してみてはどうですか。
Q&A
SBI証券のメリットは?
口座開設数が国内No.1で信頼性が高いこと、手数料無料(ゼロ革命)や豊富な取扱商品、米国株・IPOの強み、1株からの少額投資、ポイント還元や住信SBIネット銀行との連携などが挙げられます。
SBI証券のデメリットは?
ツールが複雑で初心者には使いづらい、アプリが分かれていて管理が手間、システムメンテナンスが多い、IPO当選しづらい、デモ取引がないなどがあります。
SBI証券のポイント還元制度は?
クレカ積立(最大3%還元)、投資信託保有残高(最大年率0.25%還元)、売買手数料に対するポイント付与、各種キャンペーンなど、ポイント還元が充実しています。
他社と比べてどう違うの?
楽天証券は楽天経済圏の連携・使いやすいツール、マネックス証券は米国株の分析ツールやクレカ積立還元率の高さで強みがあります。SBI証券は総合力・商品数・手数料無料化・ポイントの多様性で強いです。
本記事は情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証しません。
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投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。